一人遊びが好きだと思っていたら…4歳自閉症息子、「友達が遊んでくれない」と涙。変化してきた友達付き合い
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4歳息子が初めてぶつかった、友達付き合いの壁
年中になってから、たーちゃんが登園前にぐずることが多くなりました。理由を聞いてみると、「友達が遊んでくれない」と言うのです。
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友達が遊んでくれないという事実が悲しくもありましたが、たーちゃんにも「友達と遊びたい」という気持ちがあるのだと初めて知り、驚いてしまいました。
よくよく話を聞いてみると、新しい組で仲が良いお友達はMくん一人だけ。Mくんがほかの子と遊んだり、別の遊びをしていたりすると一緒に遊べないから嫌だということでした。
「Mくんと遊べない時、たーちゃんは何してるの?」
と質問すると、
「一人で遊んでる」
とたーちゃんは答えました。
私はてっきり、たーちゃんは一人で遊ぶことが好きで、自分から一人で遊ぶことを選んでいるのだと思っていましたから、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
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自分の気持ちを表すことが苦手なたーちゃん。お友達を遊びに誘うことも、すごく勇気がいるのだと思います。
長い間一人遊びが多かったたーちゃんにとって、友達付き合いはこれからじっくり学んでいくものなのだな、と感じました。ほかのお子さんたちが2歳、3歳で学んでいくようなことを、1年遅れ、2年遅れで気づき、それでも、どうにかしたいと葛藤する気持ちはほかのお子さんと変わらないのだな、と……。
情緒面での成長がゆっくりな分、幼稚園の担任の先生、市の心理士さん、発達外来の先生、そしてもちろん私と夫と連携して、たーちゃんの友達付き合いのサポートをしていきたいと思っています。
幼稚園以外の友達の存在。その大切さに気がつく
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そして、今現在もまだ幼稚園ではMくんにべったりですが、たーちゃんにはもう一人大事な友達がいるのです。私自身の友人の子どもであるPくんは、赤ちゃんの頃からよく泊まりがけで一緒に遊ぶ友達です。
どんな子なのかお互いによく知っているPくんの存在は、たーちゃんにとってはとても大きいようで、Pくんとビデオ通話をしたい、おうちにPくんを呼びたい、Pくんと遊びたい……と最近よくねだるようになりました。
環境の変化に敏感なたーちゃんにとって、幼稚園以外の友達付き合いは心の安定に繋がるのではないかな、と思いました。