子育て情報『「人との距離が近すぎる」発達障害息子、トラブル勃発!?友達付き合いも難しく…』

「人との距離が近すぎる」発達障害息子、トラブル勃発!?友達付き合いも難しく…

この調子で小学校でお友達と仲良くできているのかな?と私は毎日心配していました。

ある日、「今日は誰と遊んだの?」という問いかけに対して「くうき君と遊んだ」と答えたことがありました。くうき君というのは、空気のことでした。

誰とも遊べてないということを知った私はショックを受けてとても心配しました。「くうきくんは優しいし怒らないから好きなの」というタク。それを聞いた夜は私は、眠れないほど悩んでしまいました。

しかし今になって振り返ってみると、友達と遊ぶということを最優先にする必要はなかったと思います。タクは大人数でルールのある遊びをするよりも、自分のペースで石を探したり昆虫観察をする事のほうが好きでした。
その事実を優しく受け止めて「友達の輪に入ってほしい」という私の願望を切り離して考えられたら、感じなくて良いストレスも多かったのではないかと思います。

型にはまった幸せというものを無意識に求めてしまいますが、その型がわが子と自分を苦しめることも多いものです。タクが成長して友達付き合いに関して、親の私が気にしたりストレスを感じてしまうこともあります。そんな時は、あの時の「くうき君」のことを思い出して自分の中にできてしまった型を取り払うように意識しています。

型にはまりに行くことは、子育てにとって余計なストレスを増幅させてしまうのでこれからも気をつけようと思います。ちなみに適切な距離感を前よりもとれるようになったのは、社会的ルールを少しでも身につけさせてあげたいと願い、根気強く言い聞かせてきたことが少しずつ効いてきたのだと感じています。執筆/もっつん

(監修:森先生より)
もっつんさん、お子さんの幼少期の体験談をありがとうございます。タクくんは、後追い、人見知りがあまりないお子さんだったのですね。
好奇心旺盛で人と近い距離で接することができるという良さもありますが、迷子になったり、相手によってはびっくりされてしまうこともあるので、保護者としては心配になりますよね……。これは大人にも言えることですが、「心地よい」と感じる他人との距離感は、お子さんそれぞれで違います。「心地よい」と感じる人との距離感に、「間違っている」とか「正しい」という決まりがあるわけではありません。一方的に注意するのではなく、もっつんさんのように「お友達がびっくりしない距離感」、「お友達と仲良くなれる方法」

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