「朝から晩までよく喋る」自閉症息子との夏休みに辟易!?「究極の2択」に振り回されて
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なぜ「お母さん」を挟むのかは分かっていません。
学校の友達と会えなくて寂しいのかな?と思いましたが「そうでもない」とのこと。どうしても私に話の内容を聞いてほしいのかな?と思いましたが「別に聞いていなくていい」とのことです。私が同じ部屋にいなくても始めた話は終わりまで喋り続けています。結局対処法も分からないまま、最初の夏を乗り切りました。
2学期が始まった時の開放感といったら!「小学生の子のお母さんやってるわ!」と思いました。
一日中バスに乗る夏休み
外出自粛ではなくなった年の夏休みはスバルはバスに興味を持ちあっという間にバスマニアになっていました。路線図を穴が開くほど読み込んで、市内のバス停のほとんどを暗記していました。
そうなると「どこに行きたい?」の質問に当たり前のように「バスに乗りに行きたい」と答えます。
私にとってバスは移動手段であり、スバルのようにレジャーとしてバスに乗る感覚にはイマイチ共感できません。しかし家で「お母さん」を浴び続けるよりマシかと出かけることにしました。
家からバスを乗り継いで、市内の端のバス営業所まで行き始発のバス停から終点まで乗車。その場所からまた別の僻地のバス停へ。家の近くを通り過ぎてまた遠くのバス停へ。スバルはバスに乗る事を楽しんでいますが、私はバスに乗っている間「無」の時間なのです。
家で「お母さん」を浴び続けるか、バスで「無」を味わうか究極の2択。
なんとかバランスを取りながら、それでもものすごい数のバスに乗った夏休みでした。
あれから数年後の夏休み
今でも「お母さん」を挟むしバスにも乗りに行きます。
ただある時「本当にお母さんに用事があるときは良いんだけど、私が仕事をしている時に『お母さん』って言われると気になって仕事が進まなくなっちゃうから用事がないときには言わないことってできるかな?」とお願いしたところ、「お母さん」を挟まずに喋ってくれるようになりました。おそらく最初の年には同じお願いをしてもコントロールできなかったと思います。ソファに並んでくつろいでいる時には「今年入った新型のバスなんだけどね、お母さん。未発表だけど〇〇営業所の所属になる気がするよ、お母さん」と話していますが、やはり聞いていても聞いていなくても良いそうです。
最近のバスの乗り方は、今年導入されたばかりの新型車が通りそうなバス停で朝から待ち伏せし、予想通り新型車がきたら乗る。