子育て情報『自閉症息子、年長で幼稚園から療育園に転園。 偏食、行事…配慮や工夫に驚きの連続!』

自閉症息子、年長で幼稚園から療育園に転園。 偏食、行事…配慮や工夫に驚きの連続!

先生方も子ども2、3人に1人ついており、行事といういつもと違う状態でも子どもたちが落ち着いて過ごすことができるような工夫がしてありました。

行事の中でうれしく感じることもありました。りーは嫌なことややりたくないことがあるとしゃがんだり、寝転んだりしてしまいます。幼稚園に通っていた頃は、そういうことをするのはりーだけだったので、行事のたびに「申し訳ないな」と思っていました。

療育園の運動会でも、りーはかけっこの途中で寝転んでしまいました。先生が声をかけますが、動かないりー。次の子たちも待っているので申し訳ないなと思っていたのですが、「がんばれー」と温かい声と拍手が聞こえてきました。私たち両親がうれしくなっていると、普段は気持ちが切り替えられないりーが、むくっと起きあがり、無事にゴールすることができました。


自閉症息子、年長で幼稚園から療育園に転園。 偏食、行事…配慮や工夫に驚きの連続!の画像

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療育園では温かく見守ってもらうことができ、ようやく落ち着いたかな、と思ったのですが転園してすぐにとある案内を受けました。

次のステップ……小学校の案内です。こうして療育園に転園して数ヶ月で、次は入学先についての問題が浮上しました。

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発語なしのりーの入学先については、またの機会に書いていきたいと思います。

執筆/かしりりあ

(監修:新美先生より)
幼稚園から療育園に転園したときのエピソードを聞かせていただきありがとうございます。
発達障害のあるお子さんは、環境の影響を強く受けます。
自分に合った環境だと、実力が発揮でき、できることが増えて、充実感をもって生活できます。

知的障害(知的発達症)やASD(自閉スペクトラム症)の特性があることで、幼稚園や保育園の一斉の口頭指示が受け取れず、その場で臨機応変に対応することがストレスになったりします。スケジュールで見通しを示してもらえることで、活動に主体的に取り組めるようになりやすいですね。またコミュニケーションは音声言語だけにこだわり過ぎず、あげていただいたように絵カードで要求を伝えるなど、お子さんにあったコミュニケーション方法を使うことで、やり取り自体が増えるのはとてもいいです。園で取り組む課題も、人それぞれなので、個別の課題の時間が設定されているのもいいですね。

偏食対策は、無理強いをしたりだまして食べさせるのではなくて、食形態を工夫して食べられるものを増やしていくというのもいいですね。

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