子育て情報『子どもと離れて、語らう時間が保護者の拠り所に。江東区・脱孤育ての取り組みとは?』

子どもと離れて、語らう時間が保護者の拠り所に。江東区・脱孤育ての取り組みとは?

でも、なかなかそれが理解されないハードルは感じていました。だから、脱・孤育てにもつながりますが、保護者教育が大切なのではないか、と思うんです。

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――保護者の方が情報を得られる場所が必要だ、ということですね。

その通りです。孤独に子育てをしていると、なかなか情報も入ってこないし、一人で抱え込んで親子共に苦しくなってしまう。

――PTA活動をするなかで、手応えを感じたエピソードがありましたら教えてください。

子どもが不登校になる前に、担任の先生とうまく話し合いができないことがありました。
それで、学校の全クラスの授業を見学したんです。そうすると、「もっとこうしたらいいのではないか」という点がたくさん見えたんですね。それをまとめて、校長先生に渡しました。すると、ガラッと学校全体の授業が変わったんです。校長先生がちゃんと向き合ってくれて、先生も研鑽をしてくださったんだな、と。

――全クラスの授業を見学するのは、それだけでも大変ですよね。そのモチベーションはどこから?

元々はわが子のためですが、学校に入ってみると困っている子がたくさんいることを目の当たりにして。そしたら、自分の子だけでなく、すべての子にとっていい環境になればいいな、と思うようになりました。
どうせやるなら、みんなのために、という感じですね(笑)。


アートで人々をつなぐ「アートパラ深川」

――アートパラ深川の取り組みについても、教えてください。

江東区には、東京オリンピック・パラリンピックの会場がたくさんありました。それで、アートのパラリンピックを江東区でやろう、東京工芸大学の教授が中心となって立ち上げたのが、「アートパラ深川」です。私は、最初の年はボランティアで、翌年から実行委員会のメンバーに加入しました。

――多忙ななか、実行委員として参画することにした決め手はなんですか?

やはり作品のすばらしさです。美術館でシーンと黙って鑑賞するのではなく、コミュニケーションを大切に、おしゃべりをしながらアートに触れられるのがアートパラ深川。観に来られたアーティストの皆さんと話をすると、本当にその内容がおもしろくて。
全国公募をするのですが、全国から集まる作品を最初に拝見できる感動も実行委員の醍醐味です。

――すてきですね。街を歩くように、おしゃべりしながらアートを観られるんですね。

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