自閉症息子、精神的なストレスでチックが1日中止まらない!病院受診は半年待ち…焦りの中相談したのは
でも、帰る時にはスッキリした顔をしていました。
その後も度々スクールカウンセラーの先生とも話をするようにしました。私と一緒に話しに行く事もあったし、スバルが自分で予約して1人で話しに行く事もありました。それと同時にクラスでのトラブルへの対応がうまく回りだし、何ヶ月も続いたチックもゆっくりおさまっていきました。
ちなみに病院の予約の日、チックはほとんどおさまっていたものの別の困りごとがあったのでそちらをメインに相談しました。
ストレスからリラックスへ。最近のチック
スバルは車が大好きで家で頻繁に車がバックする時の音を真似して遊んでいます。各社、年代別に「ピーピーピー」「ポンポンポン」「ティントンティントン」「ファンフォンファンフォン」……。
時にはクイズ形式で出題されることもあります。
空想に没頭している時の表情で「ティントン」だけ言うこともあります。なかなかすごい頻度で「ティントン」と言うので正直うるさいと感じるのですが、1人でご機嫌で遊んでいるので「まあいっか」と見守っていました。ある日、会話の最中「今日の給食は『ティントン』カレー」と言ったことで「ティントン」もチックであることが発覚しました。
最初は遊びだったことは確かなのですが、いつの間にかご機嫌な「ティントン」はチックになっていたのです。一体いつから……。
私の日々の観察と調査によるとおそらく「ティントン」は首振りとは違い深刻な原因と結びついておらず家の外では滅多に出ません。リラックスタイムに出ることが多いので日常の風景として受け入れています。
執筆/星あかり
(監修:藤井先生より)
発達障害のお子さんの中には、新しい環境の変化に慣れるのが苦手という特性があることがあります。その特性ゆえに、新年度や、運動会・お遊戯会などのイベントの際には、チックが出てくるという相談を受けることは珍しくありません。
チックには症状はさまざまで、始めはチックと気づかれないこともあります。また症状の程度に波があるため、生活に支障がない程度であればご自宅で様子を見られていることもあります。しかし、頻回だったり、声などの音が出てしまうチックの場合は、お子さん自身も、見守る周囲も自身にも支障が出てくることがあります。症状の程度が強い場合には、お薬を使うことで症状が軽減されることもあるので、主治医の先生に相談することをお勧めします。