自閉症息子、精神的なストレスでチックが1日中止まらない!病院受診は半年待ち…焦りの中相談したのは
そして「これはわざと首を振っているわけではない」と感じ、ようやくチックだと気づきました。
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チックの存在は知識としては知っていたのに、気づくのが遅くなってしまい、スバルには申し訳ないことをしてしまいました。チックには波があり、激しく出る日もあれば穏やかに出る日もあり、どうしたものかと様子を見ているうちに入学式の日程が決まりました。
通学路を歩いてみたり、担任の先生と面談したり、クラスメイトと顔を合わせて入学式の練習をしたりと忙しく過ごし入学式を迎えました。入学後はあっという間にクラスに馴染み毎日楽しく通学していました。そしていつの間にかチックはおさまっていました。
その後もスバルの心の動きに合わせてチックは顔を出しました。チックが出ていることについては本人に指摘せず、チックの原因となる不安やトラブルを解消することで対応しました。
不安がなくなるとチックはいつの間にかおさまりました。
学校トラブルのストレスで1日中首を振る深刻なチックに
特別支援学級のクラスが大荒れした年がありました。この時もストレスからチックが出ました。このトラブルは長期間に渡ったため、スバルのチックはおさまることなくどんどん悪化していきました。それまでのチックは1時間に数回首を振るくらいのペースでしたが、この時のチックは1日中首を振って過ごし1時間に数回首を振らない時間があるというくらい深刻なチックでした。
私1人の力ではチックの原因を解消してあげることもできず、藁にもすがる思いで病院へ行く事にしました。
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しかし小児神経科や児童精神科はすぐに受診できませんでした。そこでスクールカウンセラーの存在を思い出し相談することにしました。
スバルは自分の抱えるトラブルを他人に話したがりませんが「こちらの先生は専門家だから何でも話して大丈夫」と説明すると安心して話しはじめました。
スバルはインプットした知識を話す時は流暢ですが、自分の気持ちを話す時は幼い話し方になります。この時も主語もなく、時系列もめちゃくちゃでいつもに増して拙い話し方で、これまでのことを話していました。
内容は家でも話してくれていたものでしたが、ハアハアと息を切らしながら、時には立ち上がり椅子の周りを歩きながら話すこともありました。このように気持ちをさらけ出すような話し方をするスバルは初めて見ました。