小2息子の悪化する宿題ストレス。連日の癇癪、鉛筆はボロボロに…先生に相談してみると
みんなと同じ量をこなしたり、同じように勉強を理解したりが難しく、あとから追いかけていくこともいまだによくありますが、やる気をなくさないように手助けしていけたらと毎日試行錯誤の日々です。
Upload By ねこじまいもみ
執筆/ねこじまいもみ
(監修:新美先生より)
ストレスが大きい時期に、宿題量の調整をしたエピソードを具体的に聞かせていただきありがとうございます。嚙み砕いて木屑でいっぱいになった筆箱を見た時、息子さんからの渾身のお手紙を読んだ時は、お母さんもどれほど胸が痛んだろうかと、他人の私でさえ切ない気持ちでいっぱいでした。それを乗り越えて、落ち着いてきつつあるところまで教えていただきほっとしました。
さて、学校で精いっぱい一日頑張って、家に帰ってくると、へとへとになり、宿題のような努力的な課題をやる気力がわかないということはしばしばあります。ASD(自閉スペクトラム症)の特性があると、集団生活で受けるストレスは通常よりも大きく、また、興味の偏りのため興味ないけどやらなければいけないとわかっていることをやるのに、通常よりもエネルギーを要するのです。なので、皆が当たり前にこなしている宿題が、たとえ学力的な問題がなかったとしても、単純作業のようなものであったとしても、すごくやるのが大変になってしまうこともしばしばあります。
そもそも、一人ひとり学習の仕方も進度も違うのに、クラスの全員が一律の課題を課すような宿題制度は「百害あって一利なし」と常々思っていますが、そんなことを私たちがいくら言っても、実際にはほとんどの学校で、クラス全員が一律の宿題を課されるのが当たり前になっているので、子ども自身も親も、宿題はやって当たり前と思っていることでしょう。帰ってきて、宿題をやろうやろうと思っても気力がわかなくて後回しになり、終わってないのでずっと気がかりでイライラして、親子で言い合いになったり、寝る時間が遅くなったりして、お子さん自身も罪悪感を感じてしまっているのは、とてもつらいと思います。もし、記事のようにストレス症状が出ていたり、宿題をめぐって毎日親子でバトルになったりする状況があるのであれば、早めに、担任の先生と相談して、宿題の内容や量の調整をすることを全力でお勧めします。
記事の中にも同様のことがありましたが、「できる分だけでいいよ」「できない日はやらなくてもいいよ」