海外でも注目!「石村嘉成展」、自閉症の少年と家族の絆を描く映画、被災経験のある医師による医療的ケア児・者の災害時支援の講演会【ニュース3選】
の少年とその家族の物語をモデルにしたドイツ映画『僕とパパ、約束の週末(原題:Wochenendrebellen<週末の反逆者>)』が、11月15日(金)より公開されます。
ASD(自閉スペクトラム症)と診断されている10歳のジェイソンは、宇宙に興味があり、知的好奇心が旺盛な男の子です。しかし、音や光についての過敏、こだわりが強く融通が効かない、他者の感情やまわりの空気を読めないなどの特性があり、学校や外出先では度々トラブルを起こしていました。
ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれたジェイソンは、的外れな答えをしてからかわれ、喧嘩騒ぎを起こしてしまいます。しかし、そのことをきっかけに、ジェイソンは自分の「推しチーム」を探すことを決意。父親のミルコは、息子がサッカーに興味を持ったことを喜び、推しチーム探しに付き合うことを約束しますが、なんとジェイソンは「毎週末、ドイツにある56チームのスタジアムを巡り、全部の試合を見てから好きなチームを決める」と言い出して……!?
周囲の無理解やジレンマに苦しみながらも、両親や祖父母はジェイソンの気持ちを尊重し、夢の実現を手助けしようと奮闘します。本作のモデルになった父子は、今でもスタジアム巡りを続けているそうです。ドイツでは100万人動員の大ヒットを記録し、『ワンダー君は太陽』の監督・脚本によるリメイク版制作も決定するなど、大きな反響を呼んでいる本作。
発達障害のあるお子さんを育てている保護者にとって、共感するポイントがきっとあると思います。ぜひご家族でご覧になってはいかがでしょうか。
【詳細】
映画『ぼくとパパ、約束の週末』
11月15日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:マルク・ローテムント(『5パーセントの奇跡噓から始まる素敵な人生』)
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ(『100日間のシンプルライフ』)、セシリオ・アンドレセン、アイリン・テゼルほか
※クリックすると、発達ナビのWebサイトから映画『ぼくとパパ、約束の週末』のWebサイトに遷移します。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」