希望が通らなかった就学相談。納得いかず教育委員会と面談へ。4年生の今思うこと【読者体験談】
というお返事でした。それでも何とかなりませんか?と相談したところ「判定をされた教育委員会の方と面談をセッティングします」と提案され、後日面談をすることになりました。
※編集部注:基本的には就学先は市町村教育委員会が、本人・保護者に対し十分情報提供をしつつ、本人・保護者の意見を最大限尊重し決定しています。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1325886.htm
参考:2.就学相談・就学先決定の在り方について|文部科学省
私は、(教育委員会の方と話すことで、もしかすると判定が変わるかもしれない)と希望を持って面談に行きました。ただ実際は私を安心させるための面談だったと思います。
「(特別支援学級に通うことで)お母さんが不安に思っていることはどんなことですか?」という質問があり、不安なことをいくつか話しました。ひらがなが読めない、書けない、数を数えられない、興味があることが限定されている、興味がないことはやる気がないし、集中力も続かないなど……。あとは、言葉も2語文3語文程度しか話せないことも言いました。
教育委員会の方は一つひとつの質問にきちんと答えてくれました。その後で「息子さんは教科書で勉強することは難しいと思います。でもこういうのもあるんですよ」とひらがなや数字が書いてある絵本を見せてくれました。文字より絵が多い特別支援学校向けの教科書があり、それを使うことができるということも教えてくれました。そして、「特別支援学級のほうが息子さんの成長に繋がるからこそこの判定だと思います。安心して地域の学校(特別支援学級)に通わせて下さい」と目を見てまっすぐ言われたのです。
しっかり話を聞いてくれ、具体的な対応方法を聞けた私は(ここまで言われたのなら通わせるしかないのかもしれない。もし通えなくなったら転校も視野にいれてで特別支援学級に通わせてみようかな)と前向きな気持ちになれました。
そして、息子は知的障害特別支援学級へ入級することになりました。
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知的障害特別支援学級に通って4年。良かった面と気になる面、そしてまだ尽きぬ悩み
息子は、4年生になった現在も知的障害特別支援学級に通っています。
この4年で息子には大きな変化がありました。