障害のある子とその兄弟をどう考える?娘のストレスが想像以上だったと気づいて
「家の中で自分の時間は取れてる?」と娘に聞いたのです。
娘は自分の部屋に弟たちがなだれ込んでくることや、乗っかる弟たちが重くて大変なことなどを先生に伝えました。弟たちはかわいいけれど、自分の時間が取れなくてつらいという自分の気持ちを話していました。
先生は、「隠れてでも自分の時間を作って自分を守りなさい。」と娘に話しました。
私はショックでした。
先生の「自分を守る」という言葉が、まるで弟たちが娘を攻撃しているように思えたからです。
その一方で私は、「そうか。娘はわざわざ自分を守らないと自分を休息させる時間が取れないんだ」と気付きました。
私はこの子をよく見ていたつもりだったけれど、娘は私の想像をはるかに超えるストレスを抱えているたのです。私は深く反省しました。
娘を気づかってくれた心理士の先生に、私は心から感謝しています。
「自分を守る」という心のケア
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30700000018
もしかすると、「自分を守る」ということは、家族に発達障害があるかないかに関わらず、誰だって人と関わる中では必要なことなのかもしれません。
娘は隠れたりまでして自分の時間を守ろうとはしませんが、自分がつらいときにはどう過ごしたら良いのかを知ることができました。
今は、娘に対する弟たちの甘えの衝動も減ってきて、以前よりはゆったりと過ごせています。
障害のある弟たちがいる娘の心のケアは、まだまだ私の課題です。しっかりと娘の気持ちを気づかいたいと思います。
希望が通らなかった就学相談、特別支援学校で不登校、3歳で無発語だった娘が成人した今…リアルな体験談を紹介【24年11月読者体験談特集】