< LGBT & 多様性が描かれた絵本8選 >親子で読みたい!
多様性やLGBTについて知ったり、考えるきっかけとなる絵本を親子で読んでみたりするのははいかが? 言葉で説明するのは難しいテーマだけど、絵本でなら子どもが楽しく読みながら学べて、そして考えることができるはず。絵本を紹介してくれたのは、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。多様性とLGBTの内容がスッと入ってくるストーリーと、可愛い絵で描かれているものをそれぞれ4冊ずつピックアップ。親子でぜひ読んでみて。
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#01多様性がテーマの絵本4選
#02LGBTがテーマの絵本4選
多様性がテーマの絵本 #01
世界には自分と違う見た目や
価値観を持つ人がいっぱいいる!
『せかいのひとびと』
世界中の人々の肌や目の色などの見た目のほか、価値観や文化など、それぞれの違いがひと目でわかる絵がたくさん描かれた絵本。子どもに限らず私たちは日常のなかで、よりたくさん目に触れたものを“常識”として認識してしまいがち。例えば、肌の色は黄色で、目の色は黒色、足は2本で、指は5本であること。それ以外は、無意識に“変わっている”と捉えてしまったり……。こちらの絵本を読み、世界を見渡してみると、みんなに違いがあること、そしてそれがおかしなことじゃないということに改めて気づかされる。子どもたちにとっての常識が広がるきっかけになるはず!
アンヌさんのコメント
「世界には数えられないほどの違いがあるとわかる図鑑のような絵本。鼻も、髪型も、遊び方も、信じてる神様だってそれぞれです。この多様な世界に生きることがどれほど素敵か。
説得力のある言葉と繊細な絵で描かれたロングセラー」
『せかいのひとびと』
作:ピーター・スピアー、訳:松川 真弓(評論社)
対象年齢:6歳くらいから
多様性がテーマの絵本 #02
同じ仲間でもそれぞれ個性がある!
『みんな おなじ でも みんな ちがう』
ソラマメ、たまご、サクランボなど、同じ種類の動植物が、見開き2ページにたくさん並べられている絵本。並べられているから、同じ種類でもみんな見ためがちょっとずつ違うことに気づくはず。親子でそれぞれの違いを見つけながら、楽しく読んでみてはいかが? 人間だって同じ種類の生き物だけどそれぞれ違いがある、ということを親子で話し合いたい。
アンヌさんのコメント
「多様性がひと目でわかる、なるほど納得のユニークで奥の深い写真絵本。