子どもの作文力を育む「インタビューごっこ」のススメ――文章作成に必要な「自問自答」の習慣づくり
へGO!店長イチオシの「和風パスタ」を食べました。椎茸とワカメとベーコンが入ったそれは、和風出汁に合わせたバター&醤油風味が絶妙。アクセントに加えた生姜も私好みでした。飲み物付きで880円って……コストパフォーマンス高すぎでしょう!
「インタビューごっこ」で子どもから情報を引き出そう
ここまで、大人が文章作成する例を使って説明してきましたが、文章作成において、子どもと大人の違いはありません。子どもの作文能力を伸ばしたいなら、できる限り早いうちに「自問自答」の習慣を身につけさせることが肝心です。
とはいえ、子どもはまだ自問自答がどういうものかわかっていません。「自問自答しなさい」などと言えば、頭が混乱してしまう子もいるでしょう。そこで親の出番です。
子どもの自問自答を手伝ってあげてほしいのです。
おすすめしたいのが「インタビューごっこ」です。たとえば、子どもが運動会の作文を書けずにいたら、「運動会」をテーマに、子どもと「インタビューごっこ」に興じてください。親であるあなたがインタビュアーを務めます。
【インタビューの質問例(運動会について)】
◆今日の運動会でいちばん楽しかったことは?
◆今日の運動会で何が嬉しかった?
◆今日の運動会で悔しかったことはある?
◆今日の運動会で感動したことはあった?
◆リレーで前の子をよく抜いたね!あのとき、どういう気持ちだった?
◆リレーでは最後に抜かれちゃったね。あのときは、どういう気持ちだった?
◆赤組の優勝、おめでとう!はじめから優勝する自信があった?
◆赤組の優勝、おめでとう!赤組はどうしてあんなに強かったのかな?
◆赤組、優勝できなくて残念だったね。優勝した青組との差は何だったのかな?
◆応援合戦、楽しそうだったね。応援しているときは、どんな気持ちだった?
◆運動会までに頑張ってきた練習の成果は出せた?
◆今回の運動会で、もし自分で自分に点数をつけるとしたら何点?
親が好奇心をもって質問すれば、子どもも一生懸命に答えてくれるはずです。
とくに、子どもが目を輝かせて答えた内容は、作文の背骨になる可能性が大です。その内容を掘り下げる形で、どんどん質問をしていきましょう。
「インタビューごっこ」のふたつの注意点。
「インタビューごっこ」には注意点があります。それは、「誘導尋問しないこと」と「子どの答えを否定しないこと」