「巧緻性」の意味って? 簡単にトレーニングできる方法とおもちゃ教えます
そして、中指と薬指を触れ合わせずに回せる回数によって、巧緻性の度合いが測れるのだとか。ゲーム感覚で、親子でやってみるとよいですね。
巧緻性を鍛えるおもちゃ
折り紙
巧緻性を養う代表的なおもちゃといえば、折り紙です。武田氏も、巧緻性を高めるおもちゃとして折り紙を推奨しています。紙を折ったり開いたりする行為には、指先の繊細な動きが要求されます。きれいな柄の折り紙と分かりやすい教本を買い、作品作りを楽しみながら巧緻性を高められるようにしてあげましょう。
もちろん、お手本をよく見てその通りの作品を作ることには集中力も必要です。折り紙は幼児教育に最適なおもちゃだといえますね。
ビーズ
ネックレスやブレスレットを作れるかわいらしいビーズのセットが、おもちゃ売り場でたくさん売られていますね。小さなビーズを指先でつまみ、テグスを通すことを繰り返すビーズ遊びは、巧緻性を養うのに最適です。上で挙げた小学生の巧緻性に関する調査でも、ビーズ遊びを含む手芸をよくする子ほど、巧緻性テストでよい成績を出す傾向にありました。性別に関係なく、子どもが興味を持っているビーズのセットを買ってあげてはどうでしょうか。
ペーパークラフト
折り紙と異なり、ペーパークラフト作成の過程では、ハサミやノリといった道具を使用します。使い方によってはケガをしたり周囲を汚したりしてしまう可能性のある道具ですが、いずれは必ず使い方を覚えなければいけないもの。道具の特性を正しく理解して使えば、巧緻性をさらに伸ばすことができます。
ペーパークラフトは書店でも売られていますが、プリンターなど電気機器を製造するキヤノン株式会社のWebサイトからダウンロードして印刷することもできます。
保護者の皆さんも、大人向けの難しいペーパークラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
***
幼児教育の話題で耳にしがちな「巧緻性」。工作の好きな子どもなら、自然に鍛えられそうですね。
外遊びや勉強も大事ですが、手先を動かす遊びの大事さも無視できないといえます。
(参考)
日経DUAL|お受験の筆記試験考える力を見る問題が増えている
学研出版サイト|【連載コラム】『ゼロからわかる「お受験」講座』第14回 合格するための「行動観察」トレーニング—その(2)「巧緻性」
J-STAGE|小学生の手指の巧緻性に関する研究: 遊びと学習面からの一考察
コトバンク|巧緻
StudyHacker こどもまなび☆ラボ|頭が良くなるって本当?脳が育つ「指先を使った遊び」