“折れない心” の育て方――ストレスをコントロールして何度でも立ち上がれる子に!
たとえ、うまくいかず失敗に終わってもそこまでに至る意欲や頑張りを褒めることで、「またがんばろう」という気持ちが芽生えます。
【プレセスを褒める声かけ】
・「このあいだの日曜日よりも10回も多く縄跳びが飛べたね!」
・「毎日漢字の練習を頑張ってるもんね、すごいよ!100点おめでとう」
・「(点は入らなかったけど)たくさんパスがもらえるようになったよね!かっこよかったよ」
(2)チャレンジを援助する
わが子が失敗して傷つかないように、あれこれ先回りして手を差し伸べることを控えます。とても無理なことに無謀なチャレンジをさせるのではなく、ちょっと頑張れば手が届きそうなことに「チャレンジしてみよう」と思わせることがポイントです。子どもが多様な経験をし、必要なときには「助けて」と言える環境を作り、助けを求めてきたら必要な分だけ援助するようにします。
【チャレンジをうながす声かけ】
・「上り棒、半分登れるようになったんだね。一番上まで登れるようになったら、遠くに何が見えるか教えてね!」
・「顔を水につけられるなんてすごい!じゃあ、目も開けられるかな?」
・「補助なしでも逆上がりができそうだね。来週もお父さんと一緒に練習しよう!」
(3)人とのつながりを感じさせる
不安や心配事など何でも話せるように、「私たちはあなたのことをいつでも守っている」というメッセージを子どもに繰り返し伝えましょう。自分が守られていることで安心でき、自己肯定感も高まります。
また、周りの人や社会の中で自分が大切にされていることに感謝の気持ちをもつように意識させることも大切です。
【人とのつながりを意識させる声かけ】
・「お父さんとお母さんは〇〇ちゃんのことをいつも大切に思っているよ」
・「どんなことでも相談にのるからね。〇〇くんが大好きだから、いつでも〇〇くんを見ているよ」
・「おばあちゃんは〇〇ちゃんのことが本当に大好きなのね。早く会いたいな、って言ってたよ」
・「先生が〇〇くんの体調を心配して電話をくれたよ。うれしいね」
子どもの前に困難が立ちはだかったとき、その悩みや苦しみを乗り越えるのは子ども自身。親は心配のあまり、つい手を差し伸べたり口を出したりしたくなりますが、励ましや援助を続けることが大切です。
子どもが「自分は少しずつ成長している」「失敗しても、また頑張れる」「周りにいる人は自分の味方だ」