子育て情報『賢い子の家に必ず「辞書」「地球儀」「地図」「図鑑」がある理由【7つの効果的な活用方法】』

2019年3月11日 10:32

賢い子の家に必ず「辞書」「地球儀」「地図」「図鑑」がある理由【7つの効果的な活用方法】

それは、「できる子の家庭は、意外と散らかっている場合が多い」ということ。

「お母さんが一生懸命片付けても、子どもの好奇心が勝ってリビングにモノが転がり出てしまっているんです。たとえば、リビングの中心に地球儀が出してあって、それがほこりをかぶっていなければ、「この家の子は地理に興味があって、しょっちゅう眺めているのだろう」と判断できます」と西村先生が言う通り、せっかく買った図鑑も地球儀も、実際に使わなければ何の意味もありません。「ただ置いてあるだけ」ではなく、日常の生活の一部として家庭に馴染ませることが大切なんですね。

賢い子の家に必ず「辞書」「地球儀」「地図」「図鑑」がある理由【7つの効果的な活用方法】


図鑑・地図・地球儀は小学校の授業で必ず役に立つ!

次に、それぞれのアイテムがもたらすメリットについて、より具体的にご紹介します。「本当にいつか役に立つのかな?」と半信半疑の親御さんも、きっと安心できるはずですよ。

■図鑑
16万人の脳画像を見てきた脳医学者・瀧靖之先生は、著書『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)の中で、「成績が伸びていった子は幼い頃から図鑑が大好きで、よく見ていた」と述べています。そして、伸びる子の親は、図鑑を使って子どもの好奇心を上手に刺激していることがわかっていて、それは脳科学の観点からも理にかなっていると説きます。



本を読むときは、脳の中でも、「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」などの部分が活性化します。それに加え、図鑑は必ず画像(写真やイラスト)をともないますから、図形認識や空間認知を担う領域など、言語野以外の複数の脳の領域も同時に活性化できます。
脳の刺激という面だけで考えても、「図鑑は子どもの脳にいい」ということがわかるでしょう。

(瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.)

また、図鑑の題材の多くは自然科学なので、理系の能力を伸ばすアイテムとしても最適です。たとえば、就学前に魚の図鑑を眺めていて「エラ呼吸」という言葉が目に入ったとします。その時点ではよく意味がわからなくても、小学校6年生の理科で呼吸について習ったとき、「あ!図鑑に出てきた!」という気づきにつながります。このように、「自分はこれを知っている」という自信は、確実に子どもの学習意欲を高めるでしょう。

賢い子の家に必ず「辞書」「地球儀」「地図」「図鑑」がある理由【7つの効果的な活用方法】


■地図
今、子どもの行動力や空間認識力が低下傾向にあることが問題視されています。
大人である私たちも、スマートフォンや車のナビゲーションシステムの発達により、音声案内のおかげで地図を読まずに目的地までたどり着くことが可能になりました。

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