賢い子の家に必ず「辞書」「地球儀」「地図」「図鑑」がある理由【7つの効果的な活用方法】
すると、地図が生活の一部となり、いずれ学校で勉強する地図学習においても抵抗なく受け入れることができるでしょう。
■手づくりの地図が宝物になる
就学前のお子さんなら、少しずつ地図に慣れさせましょう。いつもは自転車で通り過ぎる近所の道も、あえて地図を片手に徒歩で探索してみると意外な発見があるかもしれません。手づくりの地図を用意して「きれいなお花が咲いている場所」や「猫ちゃんが集まっている公園」に、花や猫のシールを貼って印をつけるのもいいですね。
■子どもが自然に手に取る工夫を
隂山英男先生は、テレビの近くに図鑑や地球儀を置くことをすすめています。理由は、ニュースやクイズ番組を見て気になったことをすぐに調べられるからです。子どもの行動パターンや生活動線を考えて、「この場所にこれがあったら、学習意欲の向上につなげられるかも」と想像して、さりげなく置いてあげるのがポイントです。
■ニュースの話題に国名が出てきたらチャンス!
スポーツを題材にすれば低学年の子どもでも世界の国に興味を持つことができます。
「サッカーワールドカップが開催されたロシアってどこ?」「テニスの国際大会が開かれるウィンブルドンってどこにあるの?」ニュースから流れてくる話題に耳を傾けていると、自然と世界の国々に興味がわいてきます。
■一歩進んだ地球儀の活用法
「どうして夏は暑いの?」「どうして夜になると暗くなるの?」
こういった疑問に答えるときも地球儀が役立ちます。たとえば懐中電灯を太陽に見立てて地球儀に当て、「日本に太陽が当たっているとき、裏側のブラジルは真っ黒だよね。だから日本が昼ならブラジルは夜だね」と説明しましょう。さらに深い理解につながります。
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重要なのは、知育に役立つアイテムを置いておくことではありません。それらをいかに活用し、お子さんの学びにつなげることができるか、そのことを忘れないようにしましょう。
(参考)
WEDGE Infinity|頭がいい子の家のリビングに辞書・地図・図鑑があるのはなぜ?
日経BPムック(2017),『日経DUAL Special!』,日経BPムック.
瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.
洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす最高の勉強法』,洋泉社.
Study Hacker こどもまなび☆ラボ|もっと地図を楽しもう!「地図が読める」