「自分の意見が言えない子ども」には4つのタイプがあった。我が子を認めていますか?
みなさんのお子さんは、自分の意見をきちんと言えますか?おうちでママやパパには自分の考えを話せても、学校の先生やお友だちにはなかなかうまく伝えられないということはないでしょうか。
家族とは一緒に過ごす時間が多いもの。共通の話題もたくさんありますし、大人が気持ちを汲み取ることもあり、自分の意見がうまく言えなくてもある程度はコミュニケーションを図れます。しかし、先生やお友だちとなると、そうはいきません。自分が何を考えてどうしたいのか、相手に何を理解してほしいのかをうまく伝えられないと、園や学校で困ってしまうこともあります。さらに、長い目で見ると、社会に出てからの仕事や生活に支障が生じることにもなりかねません。
なるべく小さいときから、自分の意見をきちんと言えるようにしておきたいものですよね。
今回は、「意見が言えない子」にはどんなタイプがあるのか、またタイプ別の解決方法についてご紹介します。
子どもが自分の意見を言えない理由4つ
和を重んじる日本文化で暮らす私たちは、周りと調和が取れているかどうかを優先する傾向が強いようです。自分の考えが周りの人と異なったとき、相手の顔色を気にして自分の意見を引っ込め、周りの意見や雰囲気に合わせてしまった……。きっと多くの人が経験していることでしょう。
しかし、グローバル化はどんどん進み、多様な価値観をお互いに認めなければ理解し合えない時代を迎えています。「自分はどう思うのか」「何をしたいのか」という、自分の意見をきちんと相手に伝えることが、今まで以上に重視されるようになるでしょう。そのためには、小さいときから自分の意見を言葉で相手に伝えるトレーニングが必要です。
例えば、子どもに「この本とその本、どっちが好き?」「次のお休みは何をして遊びたい?」と聞くと、「わからない」「何でもいい」しか言わないなんてことはありませんか?もちろん、大人でも自分の意見をきちんと伝えられない人はいますが、はっきりと返事ができない子どもも意外に多いようです。
子ども自身の発達段階や周囲の環境などが関係することもありますが、教育コミュニケーション協会 代表理事である小暮太一さんは、主に次のような理由が考えられるとしています。
<自分の意見を言えない理由>
○言うのが恥ずかしい/意見を言ったらいけないと感じている
○意見を持つために必要な情報を知らない
○表現ができない
○自分の意見が「わからない」
(引用元:小暮太一オフィシャルサイト|子どもが自分の意見を言えない理由)