我が子はどのタイプ? 個性がわかる「9つの気質」の組み合わせから、子どもを伸ばす方法が見えてくる!
・決まった時間にお腹がすく、毎日20時になると眠くなる、など行動パターンが読みやすいか。
6.変化に対応する順応の速さ(順応性)
・環境が変わったときの順応が早い、ゆっくり、など。
・新しい状況や環境、人間関係などに対してスムーズに適応できるかどうか。順応性の有無により、環境を変えることがよい刺激になるのか、環境を変えないほうがいいのかを判断できる。
・たとえば、外出しようとしたら突然の雨。予定変更となったとき、すぐに家の中での遊びに切り替えられるかどうか。
7.五感の敏感さ
・外的な刺激や内的な刺激に敏感、あまり気にしない、など。
・周りの音にどう反応するか、気温の変化に敏感か、など五感がどれくらい敏感かを指す。
・転んで膝から血が出ていても平気で遊んでいる子もいれば、尻もちをついただけで泣いてしまう子もいる。
8.喜怒哀楽の激しさ(反応の強さ)
・よく笑う、よく泣く、感情を外に出さない、など。
・外的刺激や内的刺激(内部的な身体感覚)に対する反応の強さを指す。
・転んだときにワンワン大泣きする子もいれば、しくしく泣く子もいる。はっきり反応する子に比べて、あまり表現しない子は親がしっかり観察しなければならない。
9.ベースの気性(機嫌のよさ)
・機嫌がいい、気難しいところがある、など。
・日常の大半をどのような気分で過ごすか、物事をポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえがちか、という一般的な傾向を指す。
・「快」「不快」の刺激をどれだけ感じやすいのか。
また、それをどのくらい直接的に表現するのかの違い。
・敏感な子は不快感が大きな苦痛となり、ずっと気にしてしまう。逆に不快感をすぐに忘れられる子もいる。
誰もが、これら9つの気質それぞれを<強・中・弱>と異なる形で持ち合わせています。そして、その子ごとに違うレベルで組み合わさったものが「個性」であり「その子らしさ」です。ですから、「うちの子は泣き虫で……」「人見知りが激しくて……」「言い出したら聞かなくて……」といくら悩んでも、それはその子に備わっている「気質」であり、簡単には変えられません。
そして「気質」は子どもごとに違っていて当たりまえ。もともとにぎやかな場所が好きな子と、静かな場所を好む子では、同じ声かけをしても通用しないということを理解しておきましょう。
わが子の気質を見極める目をもとう
9つの気質を組み立てて、わが子の特性をつかみましょう。