電車好きな子どもはかしこくなる!? 鉄道と勉強の関係がスゴかった
を向上させるのだそう。このように、電車への興味が、自然と「認知能力・非認知能力」の両方をトレーニングし、かしこさの土台を築くことにつながっているのです。
知育につながる「鉄道」を利用した「新幹線学」がアツい
最近、「新幹線学」という学問が人気を博していることをご存じですか? 子どもたちの学力を伸ばすと言われている鉄道のひとつである「新幹線」をさらに教材として活用したものです。
新幹線学は、新幹線そのものについて学ぶだけの学問ではありません。たとえば、新幹線の走行写真に写った景色から「湖が写っているよ!」「新幹線は浜名湖の近くを通るよ!」「じゃあ、静岡県だ」と、場所を推測したり、LED照明導入による消費電力の削減率を答えたり、ほかの乗り物とCO2の排出量を比べたり、新幹線の頭の形が変化した理由を考えたり……。と、学習テーマは驚くほど多岐に渡ります。
地理や、科学、環境問題といった子ども達が敬遠しがちな難しい内容でも、新幹線を題材にすると子ども達が目を輝かせて勉強するのだそう。新幹線学の教材構成を担当した玉川大学教職大学院の谷和樹教授は、「集中できない」「コミュニケーションが苦手」といった子どもたちでも、新幹線学であれば授業に集中できると言います。
こんな面白そうな授業なら、大人でも受けてみたいですよね。
電車好きのお子さんは特に、新幹線学を利用して勉強してみるのは得策ではないでしょうか?JR東海が運営する「リニア・鉄道館」のホームページでは、新幹線学の教材をダウンロードできます。かるたなどの簡単なものから、小学低学年・中学年・高学年の学年別教材、中学生向けの教材まで、幅広い年代に向けた教材が揃っています。ご家庭で、親子で楽しみながら、鉄道を使った勉強にトライしてみてはいかがでしょう。「楽しく学べる!鉄道教材」はこちら。
電車好きな子どもにぴったりの知育本
「電車好き」にぴったりの知育本も、多数出版されています。うまく活用すれば、より高い知育効果が期待できるかもしれません。口コミ評価の良い本をピックアップしてご紹介しましょう。
『JR私鉄全線 地図でよくわかる 鉄道大百科』(JTBパブリッシング)
日本全国の全駅、全路線が掲載された鉄道百科です。鉄道のしくみやあゆみ、車両の種類など、鉄道の基本情報もわかりやすく解説されています。特長は、路線地図がすべて正縮尺で掲載されていること。