じっくり勉強しても、1日で終わらせても、ためになる! 元号について調べよう【小学生の自由研究(社会)】
とてつもない作業量になると、お子さんの集中力が途切れてしまうことも考えられます。お子さんの興味関心や、集中力の度合いをみながら、研究の大きな枠組みを作ってあげるといいでしょう。
元号について調べるのに活用したい資料
どんなテーマにするか決まったら、次のような資料を活用して情報を収集していきます。
●新聞自宅の新聞でも良いですし、図書館へ行けば過去の新聞を閲覧することもできます。改元の決定、新元号「令和」の決定、改元の日を報じる新聞を入手してどんなことが書いてあるのか、調べてみましょう。また、新聞は「平成」と「令和」、2つの元号の発表のタイミングや即位の礼の違いを比較したいときなどにも役立ちます。
●書籍・雑誌
分かりやすい説明がほしいときは、子ども向けに発行された書籍や雑誌を活用しましょう。小学生から中学生を対象に簡潔に書かれた本は多々あります。
『天皇と元号の大研究 日本の歴史と伝統を知ろう(楽しい調べ学習シリーズ)』高森明勅 監修(PHP研究所)
カラーで写真や資料がたくさん掲載されているので、当時の様子もイメージしやすく、調べ学習に適した一冊です。
『月刊ジュニアエラ 2017年3月号』(朝日新聞出版)
朝日新聞の編集委員による記事です。改元の全体像を把握しやすい構成になっています。バックナンバーですが、Kindleや図書館で閲覧することができます。
このほかにも次のような書籍もおすすめです。
- 『イラストでわかる 日本の元号』日本の元号研究会 編集(池田書店)
- 『元号(げんごう)でたどる日本史』グループSKIT 編著(PHP文庫)
お子さんと読みやすい本を探してみてくださいね。
●インターネット
簡単に情報を収集できるといえば、やはりインターネットでしょう。宮内庁や神社本庁のホームページには改元(お代替わり)の特集ページがあります。
- 宮内庁|お代替わり関係特集
- お宮キッズ(神社本庁)|元号がかわるよ『御代替り』
そのほかのサイトではある程度の情報の精査が必要になりますので、大人がサポートしてあげましょう。
どんなキーワードで検索してたどりついたのかをメモしておくと、あとでまとめるときにも参考になります。
●その時代を知る人昭和生まれの家族や親戚に「昭和」から「平成」に変わったときの話を聞いてみましょう。