かしこい子は○時に勉強している!? 学力が上がる「ゴールデンタイム」教えます
の使い方)
茂木氏いわく、朝は最も効率良く脳が動く時間なのだそう。頭を働かせなければならない勉強は、朝のうちに済ませたほうが良さそうですね。
夕方・夜は「暗記」がベスト
一方、夜の時間は暗記ものの勉強に最適です。特に、人の記憶は睡眠により定着するため、寝る直前の時間帯に勉強するのが最適と言えます。東京大学大学院薬学系研究科准教授の池谷裕二氏は、次のように述べています。
しかし就寝前の1~2時間というのは、記憶の質を高め、ひらめきを与える睡眠というバックアップ装置が付いた、きわめて学習効率が良い時間帯なのです。まさに、記憶のゴールデンタイムといえます。(中略)勉強ならやはり記憶を要する科目が向いていると思います。地理や歴史、生物、あるいは英単語などがおすすめです。
(引用元:PRESIDENT Online|「寝る前1時間」は勉強のゴールデンアワー)
暗記科目は、就寝1〜2時間前から勉強を始めると良いでしょう。
また、勉強したあとにはすぐに眠るとより効果的なのだとか。勉強後にスマートフォンなどをいじってしまうと、余計な情報が入ってきて、せっかく勉強した内容が定着しない恐れがあるのだそう。「スマートフォンは夕食前まで」とルールを決めたり、お子さんが勉強を始めたらリビングのテレビは消したりと、勉強を終えたあとのお子さんが誘惑にかられず眠れるようサポートしてあげましょう。
加えて、夕食前の時間帯も、暗記ものの勉強にぴったりです。これは、人間の本能によるものだと言われています。
人間はやはり動物なので、動物としての本能から脳の一日のリズムが出来上がっていると考えるのが自然です。
そう考えるならば、生きていくうえでの最重要課題は食料の確保です。
そのため、狩りなどで食料を確保するときに一番脳がよく働いてくれる状態にあることが必要だったはずです。生存本能というのはとても強いものなので、現代になっても脳の働きのリズムだけが残ったというわけです。
ということは、空腹になっている時間帯を中心に考えることによって脳がよく働く時間帯がわかるということです。
(引用元:DIAMOND Online|脳が働く最強の時間帯は2つある)
夕食前・寝る前と時間を分けて暗記科目を学習すると、脳科学的に効率が良いようですね。
勉強以外の時間の使い方も大切
朝は考える勉強、夜は暗記ものと分けて勉強することで、効率良く学習できることがわかりました。