子育て情報『「早くしなさい!」は誰のため? 自己肯定感が高い子どもの親の習慣』

2020年2月14日 09:28

「早くしなさい!」は誰のため? 自己肯定感が高い子どもの親の習慣

× NGパターン:
「8時には家を出なくちゃならないのに……(イライラ)」「ああ、もう!時間がないから早く準備しなさい!」と突然怒りだす。

○ OKパターン:
小川大介先生は、「誰かの予定に合わせて動くのは、とても高度なこと。子どもは自分のことで精一杯なので、親がきちんと対策するべき」といいます。わが子のペースを事前に把握して、着替えには何分かかるのか、など準備をするのに何分くらい必要なのかを計算したうえで予定を組めば、落ち着いて対処できます。また、子どもには「8時には出発しないと電車に間に合わなくなって遅刻しちゃうからね。7時50分までには準備万端にしておこうね」と理由を説明しましょう。

■意地になって無理に待ち続けない!
「待つことが大事」と思うがゆえに、子どものSOSを見逃してしまうケースも。手助けするタイミングも考えて、子どもの変化を敏感に察知して。


× NGパターン:
子どもが難しい問題を解いていて、20分も30分も手が止まっている。でもここで声をかけたらダメだと思い、自分で乗り越えるまで見守ろう。

○ OKパターン:
小川先生は、「ひとりで考える意味があるのは、考えれば答えにたどりつけそうな場合のみ」とし、「『どうしたらいいかわからない状態』の30分は、子どもにとって苦痛でしかない」と述べています。日ころから子どもの様子をよく観察し、助けを求めているのか、夢中になって取り組んでいるだけなのか、親だからこそわかるサインを見逃さないようにしましょう。「今の能力ではまだ対処できそうにない」と判断した場合、「どこまでわかった?」「難しいよね、一緒に考えようか」などの声かけを。

***
子どもに「早くしなさい!」と言ったことがない親はいません。まずはできる範囲で子どもを見守り、待つことを心がけましょう。待つことでお子さんの優しさが育まれ、脳の成長にもつながっていきますよ。


(参考)
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|親が待つことができれば、子どもの「考える力」は育つ。理想の家庭教育は追い求めない!
ベネッセ教育情報サイト|スーパー保育士が伝授!「待つ」ことで育つ子どもの思考力
レタスクラブニュース|頭がよくなる3原則プラス1③待つ◆頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て【連載】(6)
ヤマハ音楽研究所ON-KEN SCOPE|『耳育て』は『脳育て』教えて!加藤先生|「話しかけたら、ちょっと待つ」

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