“本好きな子ども”はなぜ賢いのか? 読書習慣をつけるためにできること
「赤ちゃんのころから必死に読み聞かせをしているのに、ちっとも本に興味を持ってくれない……」
「日ごろから『本を読みなさい!』と言い続けているのに、だんだん本が嫌いになってきているみたい……」
そんな悩みを抱えている親御さんは多いといいます。
そもそも、どうして私たちは自分の子どもが「読書好き」であることを、こんなにも求めてしまうのでしょうか。それはきっと、本を読むことで得られるメリットがたくさんあることを知っているから。
今回は、これまでにご紹介してきた「読書」にまつわる記事のなかで、特に人気の高かった6本をまとめました。「子どもに本好きになってほしい」「読書習慣を身につけてほしい」と願う親御さん必読の記事ばかりですよ。
「読書」おすすめ記事1
■我が子に“読書好き”になってほしいなら。
ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは
麻布中学・高校の国語科教師である中島克治先生は、「子どもが本当に時間を気にせずに本と向き合えるのは小学生まで」と断言します。それは、中学生や高校生になると勉強や部活、友だち付き合いなどで忙しくなり、本を読む時間が取れなくなるから。さらに、本を読むことによって「学習面でのメリット以上に、“ある力”を養うことができる」とも。
読書は子どもにたくさんのものを与えてくれます。(中略)読書をして語彙が増えれば、教科書の内容や先生の話をしっかり理解できるのですから、学力の向上にもつながります。また、読書によって増えた語彙は、感情コントロールという点でも力を発揮します。というのも、言葉によって自分の感情を相対化して見つめ直すことができるようになるからです。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|我が子に“読書好き”になってほしいなら。
ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは)
この記事では、「わが子に本好きになってもらいたい」と願う親御さんに向けて、子どもが自分から進んで本を読むようになる実践的なアドバイスが多数紹介されています。まず重要なのが、“親が読んでほしい本”を無理にすすめるのではなく、“子ども自身が興味を持っているジャンルの本”を与えてあげること。中島先生は、「野球やサッカーが好きな子なら、野球雑誌やサッカー雑誌でも構わない」と述べています。たとえどんな本でも、興味があるからこそ読み続けることができ、その結果「読み癖」