「いい子だね」は禁句? 我が子に決して言ってはいけない「7つのNGワード」
子どもにとって、親の言葉は良くも悪くも強力です。たった一言が、子どもに確固たる自信を与えたり、一生の傷を残したりすることもあります。
なかには、特別な言葉ではなく、何気なく発したちょっとした言葉が、知らぬ間に子どもに悪影響を与えてしまう場合も……。今回は、そんなつい言ってしまいがちなNGワードをご紹介します。
「親の言葉でやる気を失う」51%
個別指導塾「スクールIE」を運営する、やる気スイッチグループホールディングスが実施した調査によれば、中高生の51%が、親の言葉により「やる気スイッチ」がオフになった経験があると言います。彼らが言われた言葉で最も多かったのが、「勉強しなさい・早くしなさい」。そのほとんどは、彼らが「やろうと思っている」、もしくは「やらなくてはいけないことはわかっている」という状況のなかで言われたそうです。
たしかに、自分がやろうとしているところに、他人から追い打ちをかけるような言葉を言われるといい気はしないでしょう。
しかし、ほとんどの場合、この言葉を発する側に悪気はありません。口癖のようになっていて、言ったことすら覚えていないということも少なくないのではないでしょうか。つまり、自覚なく発している親の言葉が、繰り返し子どものやる気を奪っている可能性があると考えられるのです。
こうした現象は、残念ながら決して珍しいことではありません。じつは、子どもの教育に悪影響を及ぼしてしまう、親がつい言ってしまいがちな言葉というのは、「勉強しなさい・早くしなさい」のほかにもたくさんあるのです。
親から子へのNGワード7選
つい言ってしまいがちなNGワードを7つご紹介しましょう。
NGワード1:「なんで○○するの!?」
子どもが意にそぐわない行動を取ったとき、「なんでこういうことをするの!?」と語気を荒げて言いたくなることもあるでしょう。しかし、「コミュニケーションのプロ」としてメディアに多数出演する作家・カウンセラーの五百田達成さんは、それを「親としてイマイチな対応」と指摘します。
たとえば、子どもがレストランで水をこぼしてしまったとき。「なんでこぼすの!」と叱るのは、親としてイマイチな対応といえます。とても純粋な人間である子どもは、どうしてこぼしたのかと親に問い詰められたら、怖くて黙ってしまうか、もしくは原因をあれこれ言うでしょう。でも、親は言い訳を聞きたいわけではなく、反省の弁を聞きたいわけで、子どものウジウジした態度にますます腹が立ってしまうのです。つまりこの質問は不毛なわけです。
(引用元:ウーマンエキサイト|子どもに言ってはいけない「なんで○○するの?」