コーディネーショントレーニングで運動神経がよくなる! 効果的な練習方法を紹介します
この能力がないと動きがぎこちなくなってしまいます。
(例)パスがタイミングよくできる、縄跳びで一定のリズムで跳べる
◆バランス能力
必要な体勢を保つ能力
体勢が崩れたときに、立て直すことができる力であり、不安定な物の上や空中で体勢を保ち、動ける力です。
(例)スノーボードに乗る、空中でボールをキャッチして乱れずに着地する
◆変換能力
状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力
急な変化に対して、適切な動きをとれる力です。状況判断、身体操作、定位能力、反応能力などが複合的に関わっています。
(例)並走している相手がダッシュをしたら自分も速度を上げられる、バウンドが変わったボールを捕球する
次項では、7つの能力すべてをアップさせるコーディネーショントレーニングを紹介します。
コーディネーション能力をアップさせる遊び
コーディネーション能力は、遊びのなかで伸ばすことができます。高橋先生は、7つのコーディネーション能力すべてをアップさせる遊びとして、「キャッチボール」を挙げています。
たとえば、相手やボールとの距離感を測るのですから「定位」が含まれますし、タイミングよくボールを離さなければなりませんから「リズム化」も含まれます。安定したフォームで投げるには「バランス」が必要ですし、ボールやグラブといった用具を使うには「識別」の力も必要。ほかにも「反応」や「連結」の力も鍛えられますし、相手が投げたボールがそれるようなことがあれば、「変換」の力も必要でしょう。
(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|自らの体を自在に動かす“7つの能力”と「運動センス」を高める意外な方法※太字による強調は編集部が施した)
野球ボールだけでなく、ドッジボールやビニールボールなど、いろいろな大きさのボールを使うと効果がアップするそうです。「えー!ただのキャッチボール!?」なんて言わずに、お子さまと一緒にコーディネーショントレーニングをしてみてくださいね。
効果抜群!コーディネーショントレーニングメニュー
次に、それぞれの力を向上させるコーディネーショントレーニングをご紹介します。以下の注意点に気をつけながら、コーディネーショントレーニングを実践してみてくださいね。
- 親が最初にやってみせるなどして、子どもが動きを正確にイメージできるようにする。
- 同じ動きが続くとマンネリ化するので、「より正確に」