コーディネーショントレーニングで運動神経がよくなる! 効果的な練習方法を紹介します
「より速く」「より大きく動く」など、常に新しい刺激を脳に与え続ける。
メニューをどんどん変える。1回のトレーニング時間は30~40分。1週間に数回で十分。心身がフレッシュなときに行なう。■物や人との位置関係を把握するトレーニング【定位能力】
<ボールを見よう>
大人が転がしたボールをジャンプして飛び越えるすぐにボールを取って大人に投げ返すもとの場所に戻って仰向けに寝る大人が投げたボールを上半身を起こしてキャッチ※5回ほど繰り返す
■合図にすばやく正確に対応するトレーニング【反応能力】
<鏡になろう>
大人と同じ動きをすばやく正確にまねをする20~30秒間続ける※大人はわかりやすい大きな動きをする
■身体をスムーズに動かすトレーニング【連結能力】
<ボール運び>
仰向けに寝た状態で両手を伸ばしてボールを持つ両手両足を上げて、手のボールを足で挟む両手両足を上げて、足のボールを手で挟む※1~3を3回ほど繰り返す
■手足や用具を操作するトレーニング【識別(分化)能力】
<紙コップでキャッチ>
小さなボールを上に投げる紙コップでボールをキャッチする※紙コップを下にスッと下げてボールの勢いを殺すと◎
■動きをまねる、タイミングを計るトレーニング【リズム化能力】
<お手玉>
左右の手に1つずつお手玉を持つ右手でお手玉を上に投げる左手のお手玉を右手に移し、左手でお手玉をキャッチする■体勢を保つトレーニング【バランス能力】
<バランスがとれるかな>
両腕を横にまっすぐ伸ばした状態で、片足で立つそのまま目を閉じて30秒バランスをとり続ける■状況に応じて動作を切り替えるトレーニング【変換能力】
<ハンドテニス>
ふたりで向かい合うなるべくワンバウンドで、手でボールを打ち合うコーディネーショントレーニングは、子どもが「楽しい!」と思うことが一番大切です。うまくできない子どもを見ていると、つい「どうしてできないの」「そうじゃないでしょう」などと言ってしまいがちですが、否定の言葉では子どもの能力は引き出せません。
また、子どもの年齢や体力、現在のコーディネーション能力によって、コーディネーショントレーニングは変わります。
無理に難しいコーディネーショントレーニングに挑戦させるよりも、いまのお子さまが楽しめるメニューを提案してあげてください。
コーディネーショントレーニングにおすすめの本
コーディネーショントレーニングの本はたくさんありますが、そのなかでも特におすすめの本を3冊ご紹介します。