子育て情報『10億件の学習データからわかったこと。「無学年制」という新しい学習のカタチとは?』

2020年8月20日 09:03

10億件の学習データからわかったこと。「無学年制」という新しい学習のカタチとは?

それは、現在も続く「教室での集団授業」という学びの形に強く現れていますよね。

恐ろしいのは、この200年前のモデルがいまもって教育のスタンダードであり続けているということ。これは昨今、教育界を騒がせている新型コロナウイルスによる感染拡大に対する学校の対応からもおわかりいただけるでしょう。今回、日本で初めてオンライン教育の本格的な導入が模索されましたが、その議論がなかなか進まないのは、この集団授業のモデルが現場に強く作用しているからです。

考えてみてください。集団授業のモデルは現代において、いまなお有効な方法でしょうか?言うまでもなく、産業革命の時代と現代では、社会の構造も、それを支える産業の構造も大きく変化しました。それにともなって、大人のライフスタイルも、子どものライフスタイルも大きな変化を遂げています。なかでもインターネットの普及による情報化社会の進展は、教育を考えるうえで外せないテーマです。
そもそも、オンライン教育の議論も情報社会でなければできないわけですから――。

このように変化している現代社会において、200年前の教育を子どもたちに提供し続けることは、正しいとは言えないはずです。多様化した社会に必要なのは、「その子だけの才能」なのだから。子どもひとりひとりの才能をもっと伸ばしてあげられるような教育が必要になってきているのです。
10億件の学習データからわかったこと。「無学年制」という新しい学習のカタチとは?


「無学年制」という新しい学習のカタチ

そんな現代社会を生きる子どもたちにマッチした教育法・教材はないものか。そのようにしてつくったのが、RISUタブレットです。

2015年にスタートした「RISU算数」は、個別フォロー・無学年制によるタブレット学習サービスです。生徒の学習状況が逐一記録され、それに基づいて子どもへの学習アドバイスがメールで送られます。
タブレット学習の利点を活かし、集団学習では不十分な生徒への個別フォローを行なっているわけですね。

また、学年の枠を飛び越えてどんどん進む子もいますから、無学年制を採用しました。これによって、意欲ある子どもの先取り学習が可能になっているわけです。子どもひとりひとりに合った学びをそれぞれのペースに合わせて提供しているため、効率的な成績アップだけでなく、学ぶ楽しさまで感じられるのです。

つまりRISUの教材は、集団授業を軸とした近代教育に対するアンチテーゼなのです。集団で画一的な教育を行なうのではなく、それぞれの子どもがそれぞれのペースで、それぞれに必要な学力を身につけ、よりよい未来をつかむ。

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