子育て情報『友だちに依存しやすい子は、親が過干渉。お子さんは「ひとりでいる力」をもっていますか?』

2020年10月26日 10:11

友だちに依存しやすい子は、親が過干渉。お子さんは「ひとりでいる力」をもっていますか?

友達力の伸ばし方04


わが子の友だち力は親の○○力によって育つ

最後に、親野さんのアドバイスをもとに「わが子の友だち力を育てるためにできること」をご紹介します。

先ほども述べたように、友だち力は親子の信頼関係をベースにして育まれます。親野さんによると、「そのためには子どもへの共感的な気持ちが必要不可欠」なのだそう。

どのような関係でも、相手を信頼できなければ心を開くことは難しいですよね。しかし、人に対する信頼が土台にあれば、心を開いて接することができ、良好な関係を築くことができます。

もしみなさんが、お子さんに対して次のような対応をしていたら、共感的な気持ちが欠けているので注意が必要です。
・子どもの要求をわがままと決めつける
・子どもが失敗したとき、「あなたの頑張りが足りないからだ」と責める
・友だちとけんかした子どもに、「あなたにもよくないところがあったんじゃない?」と言う

このように、親が子どもの気持ちに寄り添わずにいることで、子どもが「どうせ親に話してもわかってくれない」「一方的に責められるだけで味方してくれない」と感じてしまうのも無理はないでしょう。

親子関係において信頼感が欠けてしまうと、今度は友だち関係にも悪影響を及ぼします。
相手に不信感がある状態だと、友達がひそひそ話をしていると「自分の悪口を言っているんじゃないか」と被害妄想を抱いたり、少しでも仲よくなった相手に過度に執着したりと、相手との距離感を間違えてしまいがちに。

甘やかさずに厳しく接することが正しいと思う親御さんも多いかもしれません。しかし、まずは親子の信頼関係をしっかりと築くことが大切です。そのためにも、子どもの話に共感し、受け入れてあげることを心がけましょう。

***
小学校入学のタイミングで、親が何よりも心配するのは「子どもの友だち関係」なのではないでしょうか。わが子の友だち力を鍛えるには、まずは親子の信頼関係を築くこと。お子さんの話に耳を傾け、しっかりと共感してあげることから始めましょう。(参考)
日経DUAL|“友達力”をつけるためには「一人でいる力」も必要
親力講座|友達力をつけるために、やってはいけないこと、やるべきこと
東洋経済オンライン|友だちが作れない子には「秘密特訓」が有効だ
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|将来成功するのは「なぜか人に好かれる子」。
渋野日向子選手の自己肯定感は高い?

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