子育て情報『勉強時間は短いほうが効果アリ? 科学的データから導き出された超効率的な自宅学習法』

2020年10月16日 09:15

勉強時間は短いほうが効果アリ? 科学的データから導き出された超効率的な自宅学習法

ということを私たちに教えてくれます。長時間だらだらと勉強するより、短時間の勉強をコツコツ積み重ねたほうが、効果が出やすいのです。

子どもの集中力が続かない……とお悩みの方は、「今日は20分だけ勉強しようか」や、「この問題だけ頑張って解こうか」などと声かけをしてみるとよいかもしれません。

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■朝の10分=夜の20分!?朝学習の効果
「体調」も、自宅学習の効率を左右する重要な要素です。そして、体調を整えるためには、生活リズムを整えることが大切。夜更かし続きで寝不足のまま勉強をしても、なかなか集中できませんよね。しかし、RISU会員の学習データによると、コロナ以降、学習時間が後ろ倒しになっているご家庭が多いようです。夜に勉強する「夜型」の子どもが増えているのです。


じつは、夜に勉強するより、朝に勉強するほうが学習効率がよいことがデータからわかっています。具体的には、朝型の子どもの学習スピードと継続率を100%としたとき、夜型の子どもの学習スピードは73%、継続率は48%という結果が出ているのです。朝の10分は夜の20分にも相当します。子どもの生活リズムを整え、「朝に勉強する」という習慣を身につけさせてあげることが、自宅学習の効率アップの近道だと言えるでしょう。

また、このような子どもの学習管理を行なうにあたっては、保護者の方自身の生活リズムの管理も欠かせません。リモートワークを導入する企業も増え、運動不足や夜更かしなど、大人でも生活リズムが乱れている人が多いようです。大人が率先して規則正しい生活を送ることで、子どもに健康的な生活リズムを身につけさせ、効率のよい自宅学習をサポートできるでしょう。

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■目標をもって勉強すると学習効率が上がる!
もうひとつ、自宅学習を行なううえで重要なのが「目標」をもつこと。
明確な目的意識がないまま、ただやみくもに量をこなすのは、効率的な勉強法とは言えません。それに、やるべき内容が決まっていない状態で机に向かうと、「今日は何をしようか」と考えるところから始めなくてはいけませんよね。何をするか考えているうちに時間だけが過ぎ、やる気がなくなってしまった。そんな経験はありませんか?

目標があれば、それを達成するためにやるべきことが自然と見えてきて、毎日の学習計画も立てやすくなります。計画を立ててから机に向かうことで、何をするか考えていたぶんの時間を勉強に回すことができ、学習効率が上がるのです。

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