子育て情報『「ごめんなさい」が言えない子ども。「ごめんなさい」を言わせようとする親。』

「ごめんなさい」が言えない子ども。「ごめんなさい」を言わせようとする親。

を言い過ぎる子への対応法)

「自分だけが悪いわけではないことを親がわかってくれた」というだけで、子どもの心は軽くなります。そのうえで「自分もちょっとは悪かったな」と考えることができれば、相手に素直に謝ることができるでしょう。

「0か100か」と白黒つけるのではなく、そのときの状況次第で、「どのくらい悪かったかな?」と考えられるようになってほしいものですね。きっとコミュニケーション能力も向上するはず。何より、「親は自分をわかってくれているという安心感」は子どもの自己肯定感を高めます。そして自己肯定感の高い子どもは、自分を信頼しているので、「自分が悪いと思ったら謝る」ことができるようになるでしょう。

ごめんなさい言えない子ども4


子どもが「ごめんね」と言えるようになる会話例

最後に、具体的なシチュエーションでの対応例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

会話例1:おもちゃの取り合いが原因でお友だちを叩いてしまった!
【NG】
親「どうしてそんな乱暴するの。
謝りなさい!」
子「だって……」
親「言い訳しないの!〇〇ちゃんに早く謝りなさい!」

【OK】
親「どうしたの?〇〇ちゃんはなぜ泣いてるの?」
子「だって、私のおもちゃを取ろうとしたから……」
親「そうなんだね。気持ちはわかるなあ。でも叩いたら〇〇ちゃんは痛いよね」
「叩いたらダメ!」と言いたくなる気持ち、わかります。ですが、まずは子どもの言い分を聞いてあげましょう。子どもの気持ちを認めてから、悪かった点を教えるのです。「お母さん(お父さん)は、私の言い分を聞いてくれた」と思えるので、親に対する信頼感も高まります。会話例2:子どもがコップを落として割ってしまった!
【NG】
親「危ないから気をつけなさいって言ったでしょう!」
子「(泣きながら)だって……」
親「言われたことを守れない子はもう知らない!罰として、おやつは抜きよ」

【OK】
親「大変!怪我しなかった?割れちゃったね。悲しいね」
子「(泣き出してしまう)」
親「びっくりしたよね。
なぜお母さんが気をつけてねって言ったのかわかったかな。次は気をつけて飲もうね」

コップを倒したり割ってしまったりした瞬間、子どもはびっくりしてショックを受けています。「大丈夫?」と、まずはその心をいたわってあげましょう。「次は~~しようね」という提案は、子どもが平常心に戻ってからわかりやすく冷静に伝えてください。

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