子育て情報『寝る前はNG!? 絵本の読み聞かせで “やらないほうがいい” 6つのこと』

寝る前はNG!? 絵本の読み聞かせで “やらないほうがいい” 6つのこと

また、ゆっくり淡々と読むほうが、国語力アップに効果的だそうです。一方で景山氏は、「棒読み」と「自然な感情を込める読み聞かせ」の両方を使い分けることを提案しています。前者では想像力が育まれ、後者では感受性が育つのだそう。とはいえ、過剰な演出の読み聞かせでは効果は出ないそうなので注意してくださいね。

3. 読み聞かせのあとに感想を聞く
齋藤氏は、絵本は “目覚めたまま見る夢” だと言っています。絵本の世界の余韻に浸っているときこそ、子どもたちの想像力や感受性が育まれているのです。そこに大人の「どう思った?」「猫さんはなんで悲しい顔をしていたのかな?」などの現実的な問いかけが割り込むと、せっかくの子どもの空想の世界が消えてしまいます。読み聞かせのあと、子どもに感想を聞くのはやめましょう。


読み聞かせでやらないこと2


4. 親のペースで読む
「親の都合で、時間がないから早く読もうとする」「子どもが眠そうでも最後まで聞かせようとする」など、読み聞かせを親のペースで進めていませんか?「子どもが前のページに戻りたがったら、好きにさせる」「考え込んでいるようだったら、何か言うのを待つ」など、読み聞かせでは子どものペースを守ってあげることが大切です。子どもに気に入ったページがあるのであれば、何度でも反復させてあげましょう。

5. “しつけ” のために読む
よい “しつけ絵本” ももちろんあります。しかし、しつけのためと絵本を読み聞かせ続け、「絵本=お説教」という構図ができてしまうのは避けたいところ。そもそも絵本は、子どもたちの人間性を育むものです。たくさんの絵本に出会うことが、思いやりや道徳心など人としての基礎を築き、その子の “芯” を育むことになると、齋藤氏は言っています。しつけ絵本ばかりに偏らないように気をつけしましょう。

6. 寝る前に読み聞かせをする
『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者・立石美津子氏は、読み聞かせに効果的な時間帯は、「子どもの脳がフレッシュな朝」だと言います。
寝る前の時間帯は、お話を聞いているうちに心地よくなって寝てしまうので読み聞かせには向かないのだそう。さらに、寝る前に怖いお話を聞くと、嫌な夢を見てしまうことも。また、景山氏も6種類の「寝かしつけに向かない絵本」を挙げています。

  • わくわくする絵本
  • スピーディーな展開で、頭を使って考えさせる絵本
  • おいしそうな食べ物の絵本
  • 個性的で、独創的に
  • 電車や車の写真絵本
  • 起承転結のある感動的なお話の絵本
しかし景山氏は、「寝かしつけ用の絵本は、刺激の少ない、穏やかで幸せな気持ちになれる絵本の中から選びましょう」

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