と述べているので、「寝る前の読み聞かせ絵本」については専門家によって意見が違うようです。
前述したような教育効果を求めるのであれば「朝の読み聞かせが効果的」で、寝かしつけることが目的であれば「寝かしつけに効果がある絵本を選ぶ」のがよいでしょう。最後に景山氏がおすすめする「寝かしつけ絵本」を3冊ご紹介します。
絵本から子どもたちが得る豊かな学びのチャンスを、親は邪魔しないように気をつけたいものですね。
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ニュージーランド人のクシュラさんという女性をご存じですか?重い障害をもって生まれながらも、絵本と出会ったことで、医学の常識を超えた驚異的な成長を遂げた方です。その成長記録を著書に残した、祖母であるドロシー・バトラーさんの「読書に関する3つのアドバイス」をみなさまにお伝えします。「本を子どもの周囲に置くこと」「いきなりストーリーに入らず、表紙や見返しをゆっくり見せて想像をふくらませ、本に注意を向けさせること」「怒らずにほめること」
絵本の読み聞かせは、人生を実り多きものにする “本好き” への入り口――。大切にしたいですね。
(参考)
齋藤孝(2020),『1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる』, マガジンハウス.
ドロシー・バトラー 著, 百々佑利子 訳(2006),『クシュラの奇跡 140冊の絵本との日々 普及版』, のら書店.
立石美津子(2013), 『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』, あさ出版.
松永暢史(2014),『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』, すばる舎.
ウチコト|【教育研究家に聞く】子どもに絵本を読み聞かせる効果&年齢別のコツは?
七田式公式オンラインストア|こころを育てる七田式えほんシリーズ
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