子育て情報『子どもの知的好奇心レベルを上げる親の特徴3つ。「没頭力」は幼少期に育つ!』

子どもの知的好奇心レベルを上げる親の特徴3つ。「没頭力」は幼少期に育つ!

のだそう。さらに大人になってからも、 “勉強・仕事” と “それ以外” という線引きをしないので、どんなこともおもしろがって突き詰めたくなると言います。このように、自分の好奇心に従って物事に没頭する経験こそが、やがては将来の勉強や仕事の成果につながっていくのです。

没頭力を育てる02


没頭力は幼少期に育てるべし!

次に、没頭力が育つ時期について考えてみましょう。

「脳が物事に集中するためには、神経伝達物質のひとつであるドーパミンの放出が欠かせない」と瀧氏。ドーパミンは快感や幸福感、やる気を生み出します。また、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)も集中力をサポートするのだそう。

これらのホルモンは、行動したことが報酬(=ごほうび)につながることがわかると分泌しやすいため、楽しいことや好きなことには高い集中力が発揮されるのです。
さらに瀧氏は、好奇心が芽生えやすく楽しいと感じることが多いほどドーパミンが放出されて、前頭葉まで達し、脳を大いに刺激すると述べています。

この「脳を刺激する」ことが没頭力を育てるのに重要であると同時に、脳の発達時期に合わせて適切な刺激を与えれば、脳の働きをより効果的に伸ばすことができるのだそう。瀧氏の解説によれば、生まれてから2歳頃までは読み聞かせなど親子のふれあい、3~5歳は運動や音楽、8~10歳は語学、10歳以降は思考力を養ったり人とコミュニケーションをとったりと、脳の発達段階に応じてタイミングよく刺激を与えるのがいいとのことです。

脳は、その発達段階に合わせて  “脳のネットワーク”  と呼ばれるさまざまな道路がつくられます。刺激を受けるほどに道路の数は増えていきますが、ある段階になると使われない道路はどんどん壊され、よく使う道路はより強靭な道路に進化していきます。だからこそ、脳の発達がピークを迎えるまでに、より多くの刺激を脳に与えて道路をたくさんつくっておくことが重要なのだと瀧氏は指摘します。そして、この “脳のネットワーク” をつくるときに一番重要なのが「好奇心」です。子ども自身から湧き出る好奇心があるからこそ、「もっと知りたい」「もっとやりたい」と物事を探究する熱中体験を生み出します。
その結果、脳のネットワークをさらに広げ、脳をぐんぐんと伸ばす原動力になっていくのです。

瀧氏は、 幼児期~小学校低学年あたりまでに好奇心を刺激されるようなさまざまな経験をすることで、没頭力が伸びる素地が育まれると話していますよ。

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