【状況別】「早く!」の代わりに使いたい “魔法の言葉”
それなのに無理やり行動させると、子どもは始める前から「嫌だな」という気持ちになり、しぶしぶ動くくせがついてしまうと言うのは、教育家で見守る子育て研究所所長の小川大介氏です。小川氏によると、子どもは「最初の一歩が一番腰が重くなる」とのこと。そこで、まだ余裕がある段階で「あとどれくらいで始めるの?」と問いかけてみましょう。そして時間が迫ってきたら、「机に向かおうか」など、ひとつの行動を促す声かけをするとよいそうです。
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「早く!」「急いで!」は日常的に使ってしまいがちですが、あまりにも頻繁に子どもに向けて言っていると、今度は子ども自身がお友だちや兄弟に対して待つことができなくなり、相手に急ぐことを要求するようになってしまうと増田氏は言っています。時間や気持ちに余裕がなくなりそうなときこそ、深呼吸して落ち着いて見守ってあげるべきなのかもしれませんね。
(参考)
PHPのびのび子育て 2021年6月特別増刊号, PHP研究所.
all about 暮らし|行動が遅い子どもへの適切な対応法は?「早く」「急いで」の弊害
PHPのびのび子育て 2021年3月特別増刊号, PHP研究所.
加藤俊徳 著,吉野加容子 著(2014),『脳を育てる親の話し方』, 青春出版社.
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「幼児の睡眠問題」を“たった1週間”で解消する方法
東洋経済オンライン|「はやく」と言わず子どもを動かす魔法の時計
PHPのびのび子育て 2020年10月特別増刊号, PHP研究所.
てぃ先生(2020),『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』, ダイヤモンド社.
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの自己表現力を伸ばし、自己肯定感を高める「親子コミュニケーション」
プレジデントオンライン|「『早くしなさい』と言えば言うほど、遅くなる」子供が急に動き出す“最強のフレーズ”
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