幼少期にアタッチメント形成された子どもが最強なわけ。好奇心と挑戦力はなぜ生まれる?
と「衝動がコントロールできない子ども」の意外な関係)
いかがですか?人間形成において、アタッチメントがいかに重要な役割を果たすか、理解できたのではないでしょうか。続けて、アタッチメント形成のポイントについてご紹介します。
アタッチメントを育むために親ができること
■子どもが望むなら、とことん甘えさせてOK! (佐藤めぐみ氏)
佐藤氏は、親が「子どもが甘えたがっているときにその気持ちをしっかり受け止める」と、子どもは翌日も元気に登園するためのエネルギーをチャージできると話します。子どもに「甘え行動」が出たときには、しっかり甘えさせてあげてください。「膝のうえに子どもを乗せて絵本を読む」「一緒にお風呂に入って遊ぶ」など、子どもが望むならとことん甘えさせてあげましょう。アタッチメントこそが「子育てのすべてを支える土台」だと佐藤氏は断言していますよ。
「エネルギーチャージ」について、もっと詳しく!↓↓↓
『「登園時、毎朝大泣き」問題は、親がコレをしてあげると解決できる!』
■「ママ」「パパ」と呼ばれたら返事をしましょう(諸富祥彦氏)
諸富氏は、子どもが「ママ」「パパ」と呼んでいるのに親がスマホに夢中で、返事をしなかったり、上の空だったりすると、子どもは常に不安を抱えることになってしまうと指摘します。そして、スマホネグレクトをされ続けて情緒が不安定になった子どもは、感情コントロールが効きにくくなってしまうとのこと。
さらに「親から愛されている人間として穏やかに育つということも難しくなる」とも……。
ですから、諸富氏が言うように、親子間のアタッチメント形成には、「ママ」と呼べば「なに?」と返してくれるという心のレスポンスが欠かせないのです。もし、「私はスマホに依存しているかもしれない」と思うのであれば、「子どもの前ではスマホを触らない」「トイレの個室など、子どもと離れたときにだけスマホをチェックする」といった対策をしてみてもいいかもしれません。
「スマホネグレクト」について、もっと詳しく!↓↓↓
『「スマホ依存の親」と「衝動がコントロールできない子ども」の意外な関係』
■「ポジティブな養育行動」でアタッチメントが育まれる(李知苑氏)
ベネッセ教育総合研究所の李知苑氏は、アタッチメント形成における大事なこととして、4つの「ポジティブな養育行動」を挙げています。ポジティブな養育行動をすることで、親子間のアタッチメントは形成されていきますよ。