子育て情報『「生きる力」は幼少期に伸ばす! 大学入学者の半数以上が “〇〇選抜” の時代が来た』

「生きる力」は幼少期に伸ばす! 大学入学者の半数以上が “〇〇選抜” の時代が来た

目次

・入学者の半数以上が「旧AO入試・旧推薦入試」で合格!
・これから必要になる「本当の頭のよさ」とは――
・1.「思考力」をつける方法
・2.「判断力」をつける方法
・3. 「表現力」をつける方法
「生きる力」は幼少期に伸ばす!大学入学者の半数以上が “〇〇選抜” の時代が来た

社会変化や少子化などにより、大学を取り巻く環境はいま、過渡期にあります。そのなかで受験のあり方も変化しており、入試に必要な能力は、学力だけではなくなってきたようです。今回は、現代の大学入試に求められる新たな能力3つについて考えてみました。どうやら、この “3つの力” は幼少期に育てておいたほうがよさそうです。

入学者の半数以上が「旧AO入試・旧推薦入試」で合格!

現代の大学入試では、学力で判断する「一般選抜」よりも、面接・小論文・ディスカッションなどで能力や適性を評価する「総合型選抜(旧AO入試)」と、高校からの推薦を受けて出願する「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」が増えているのをご存じでしょうか。文部科学省による令和3年度国公立私立大学入学者選抜実施状況調査によると、「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」による合格者が入学者の半数以上となっているのです。

総合型選抜の対策を得意とする早稲田塾の執行役員・中川敏和氏は、今後はもっと総合型選抜を取り入れる大学が増えていくとし、その理由を以下のように分析しています。


「大学側は、将来社会に影響を与えてくれるような人材を育成したいと考えています。
そのため受験合格をゴールとするのではなく、大学入学をスタートと捉え、志や夢を追求できる学生を欲しているのです。学力試験に重きを置いた一般選抜のペーパーテストでは、そのような学生を見極めることが難しいため、総合型選抜が取り入れられるようになりました」

(引用元:東洋経済オンライン|一般選抜入試枠が減っていく!?大学が旧AO入試「総合型選抜」を選ぶ背景)

とはいえ、親御さんのなかには「総合型選抜は勉強が苦手な人が受けるもの」というイメージをもっている人もいるでしょう。しかし中川氏によると、「総合型選抜=学力不足の生徒向け」ではないとのこと。

総合型選抜は「ほぼ面接で決まるのでは?」とも思われがちですが、近年では面接だけでなく、小論文や教授とのディスカッションなどが増えているため、総合型選抜で合格する学生には幅広い能力が求められているよう。たとえば、小論文は「考えを文章に落とし込むスキル」が不可欠ですし、ディスカッションについても「特定の分野への深い理解と考察力」が必要になるからです。

では、これからの大学受験を考えた場合、子どもにはどんな力をつけておけばよいのでしょう?次項で詳しく説明します。

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