「 “親が勉強をする姿” を見せると子どもも勉強するようになる」は本当だった。中学英語っておもしろい!
となるのだとか。
具体的には以下のようなポイントが評価対象のようです。
- 英語が全部聞き取れなくても、聞き取れた部分から推測して話の概要をつかもうとする姿勢
- わからない場合は、知っている英語で「もう一度言ってください」と伝えようとする力
- スピーチなどの発表や「パフォーマンステスト」(児童と先生とのやり取り)の結果
太田氏によれば、ゆくゆくは英語4技能5領域の力を身につけることが目標だそう。以下のとおり、それに向けた取り組みが小学校から始まっているわけです。
社会がどんどんグローバル化していく中、知識に偏った英語力ではなく、高校卒業時までに「聞く」「話す(やりとり/発表)」「読む」「書く」の英語4技能5領域の力をバランスよく身につけることを目標にしています。
(引用元:同上)※太字は編集部が施した
なるほど、知識重視だった30年前の英語の授業とは、そもそものゴールが違うのですね。国の方針も、授業も、これだけ変わっているのだから、家庭学習も昔と一緒でいいわけがありません。では、英語を「使える力」を伸ばすには、どんな学習法がよいのでしょうか。
「勉強する親の姿」を見せることが最高の家庭学習環境
まずはわが子に英語に興味をもってもらわなければいけません。そこで、小学校教員の松尾英明氏が『「勉強しなさい」といい続けたら将来どうなる!?子どもの才能を摘まないために――』でくれたアドバイスに従い、「『勉強しなさい』という代わりに、子どもが勉強したくなるような環境をつくる」「勉強につながるようなものに触れる機会を増やす」「さまざまな教材を与える」から始めてみようと考えました。また松尾氏は、プレジデントオンライン『自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣』記事でも、 “親自身が勉強をする姿” こそが、子どもにとって最高の家庭学習環境だと断言しています。そこで、まずは筆者自身が英語の勉強を再開してみることに。
ちなみに筆者の英語を「使える力」は以下のとおり。
- 中学、高校、大学と10年間英語を勉強したのに、いまも英語が話せない
- 学生時代に記憶したはずの英単語もすっかり忘れている
- 英文法すら忘れているので、ハイレベルな参考書は理解が難しい
そこで、選んだ教材は、『本当はおもしろい中学英語』(明日香出版社)。著者は、東京言語研究所で2010年度理論言語学賞を受賞、英文法のプロとして研修や講演などでも活躍する時吉秀弥氏です。