「ちくちく言葉」から「ふわふわ言葉」へ。子どもの言葉が変わる3週間チャレンジ
*6
実際に筆者も、中学2年生の娘に対して「ふわふわ言葉」をかけるように意識してみました。反抗期もあり、娘とはぶつかり合うことが多かったのですが、私自身がイライラして「ちくちく言葉」を発していたのかも……と反省したのがきっかけです。
具体的には、「もう、早く洗濯物出してよ!」「何度も言わせないで!」と言いたいところを、「洗濯物早めに出してくれたら助かるな〜」「すぐに出してくれてありがとう!」などと言い換えるようにしました。すると徐々に娘の態度も軟化してゆき、2週間目の終わりくらいになるとお互いが「ふわふわ言葉」をかけ合うようになったのです。言葉選びをちょっと変えるだけで、親子間の信頼度が高まり、よりよい関係へと発展したのを実感しました。
***
子どもは語彙が限られているため、時に相手を傷つける「ちくちく言葉」を使ってしまいます。しかし、これは子どもだけの問題ではありません。大人も、意図せず相手の心を傷つける言葉を口にすることがあるのですあとから「しまった!」と後悔して自己嫌悪に陥ったり、たった一言で人間関係がギクシャクしたりしないためにも、日頃から「ふわふわ言葉」を意識してみませんか?習慣化して身につけば、思考や行動も前向きに変化していきますよ。
ぜひ親子で一緒に、楽しみながら「ふわふわ言葉」を身につけましょう!
文/野口燈
(参考)
(*1)参考・カギカッコ内引用元:JIJICO|「ちくちく言葉」と反対の「ふわふわ言葉」気を付けたい言い回しや影響など
(*2)参考・カギカッコ内引用元:All About 健康・医療|「ふわちく言葉」を意識すれば人間関係が変わる?
(*3)参考・カギカッコ内引用元:教育実践研究第21集(2011)245-250|自尊感情を育む学級活動の工夫ーあたたかい言葉がけによる相互評価の継続を通してー
(*4)参考・カギカッコ内引用元:ダ・ヴィンチWeb|“ちくちく言葉”と“ふわふわ言葉”という言葉を知っていますか?4歳から「言葉選び」の大切さを学べる絵本
(*5)参考・カギカッコ内引用元:STUDY HACKER|本当に効果的な「叱り方・ほめ方」とは?経営者1,000人超の話し方を変えた伝説のコーチに聞いてみた
(*6)参考・カギカッコ内引用元:新R25 Media|“1日3つ書く”習慣で思考が置き換わる。「ノート」で自己肯定感を高める3つの方法
あなたの子どもの『考える芽』を育てる3つの方法。教室での10年で気づいた大切なこと