子育て情報『それ、逆効果ですよ! 宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動』

それ、逆効果ですよ! 宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動

目次

・子どもが宿題をやらないのは仕方ない!?
・宿題をしない子どもへの「NG行為」4つ
・子どもの自主性を育む効果的なアプローチ
それ、逆効果ですよ!宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動

「宿題しなさい!」「さっさと終わらせなさい!」

そんな声かけが効果がないどころか、逆効果になっているかもしれません。子どもが自分から宿題に取り組まない状況に、イライラを感じている親御さんは多いのではないでしょうか。

本記事では、ついつい言ってしまいがちな言葉や、知らず知らずやってしまっている行動の中から、特に避けるべき4つのNGポイントをご紹介します。

専門家の見解と著者の実体験をもとに、なぜその行動が逆効果なのか、どう改善すればよいのかまで、具体的に解説していきます。

子どもが宿題をやらないのは仕方ない!?

あとで苦労するとわかっているのに、なぜ宿題をさっさと終わらせないのか?親からすれば不思議ですが、子どもにとって自分から宿題に取り組むのは難しいこと。

ベネッセ教育総合研究所主席研究員の木村治生氏も、「宿題に進んで取り組まない子どもがいるのは、ある意味当たり前」だとして、その理由を次のように挙げています。*1

  • なぜやらなければいけないのかわからない
  • 「やったほうが次の授業が理解しやすい」など先の予測をするのが難しく、宿題をする必然性を感じにくい
つまり、子どもにとって宿題は必要性を感じられないものなのです。だから、自分のやりたいことを我慢してまでやらなくてはならない意味がわからない。
「なんで宿題やらなきゃいけないの?」という嘆きは、子どもの本心から出ている言葉です。

それゆえ、子どもが「宿題は自分からできて当然」と思わず、「宿題を自分からやりたがらないのはある程度しかたない」という認識をもつことを木村氏は推奨しています。*1

宿題をやりたくなくて泣いている女の子


宿題をしない子どもへの「NG行為」4つ

次に、そもそも「宿題をやる意味がわからない」と思っている子どもが、ますます宿題から遠ざかる親のNG行為をシーンごとに紹介します。

NG行為1:「宿題しなさい!」と口うるさく言う
「宿題、ちゃんとやったの?」「動画ばっかり見てないで、宿題しなさい!」など、子どもの姿が視界に入るたび、こんな声をかけていませんか?
子どもからすれば、「あと5分休んだら宿題しよう」と計画していたのに、その直前に「宿題しろ」と言われてしまい「親に命じられたからやる」状態に。これでは、やる気を出せと言うほうが無理というものでしょう。

『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』(青春出版社, 2023)

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