それ、逆効果ですよ! 宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動
が働くと語っています。*1
下記は筆者が小学生時代の子どもと実践した例ですが、効果てきめんでした。宿題ルーティンをつくったら紙に書き出して、子ども用デスクや冷蔵庫、カレンダーなど、よく見える場所に貼り付けておくのがオススメです。
☆ 通常授業の日
16:00~17:00学校の宿題(音読・その他)
17:00~17:15休憩
17:15~18:00習い事の宿題
☆ 長期休み中
8:15~ 9:00夏休み(冬休み)のドリル
17:00~ 18:00自由研究・習い事の宿題
20:00~ 20:30漢字ドリル(1ページ)
自分から勉強計画を立ててみせれば「うるさい親の口を封じることができる!」と学んだのか、子どもはいまでも勉強のルーティンを自分で決めて紙に書き出す習慣を続けています。いちいち考えなくても宿題をどう進めるかひと目でわかるので、子どもも動きやすいですし、親も子どもの行動が予測できるので安心して構えていられるようになりますよ。
効果的なアプローチ2:努力を具体的にほめる
子どもがいま取り組んでいることに意識を向けてみましょう。そして、次のように子どもなりの工夫や努力を認める声かけをしてあげてください。言葉選びでおさえるべきポイントは、次のとおり。
- 頑張っているな、向上しているなと思った点を具体的な言葉で表現する
→「計算のスピードが前よりもアップしているね!」(計算ミスはまだまだ多いけれど……) - できないことではなく、できたことを取り上げる
→「最近、文字をていねいに書けるようになったね!」(きれいな文字とは言えないけれど……) - 結果ではなくプロセスを重視する
→「漢字を繰り返し書いて覚える作業は、手が疲れて大変だよね。よく頑張ってる!」(漢字はなかなか覚えられないけれど……)
心のこもった説得力のある親の言葉なら子どもの耳にスッと入り、励みになるのではないでしょうか。木村氏は、「取り組みを正当に評価してあげること」で、子どもの頑張りが変わってくると述べています。*1
また、自分の子どもだけに注意を向けていると、不思議なことにすばらしいところがフワッと見えてきます。そんなポジティブな面をどんどん発掘して、ぜひお子さんに教えてあげてください。親の言葉パワーは子どもに絶大な影響及ぼすもの。「自分は親に認められている」と確信できた子は、見違えるようにキラキラ輝き出すはずです。