子育て情報『それ、逆効果ですよ! 宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動』

それ、逆効果ですよ! 宿題をやらない子どもに絶対避けるべき、4つのNG行動

前出の小川氏は、「イライラの感情をぶつけてしまえば親子バトルに発展する」のは目に見えているため、「強く言いたい気持ちをいったん横に置いて、子どもの気持ちに寄り添うことが解決の近道」だと語ります。*2

親だって自分の心のコントロールは難しいもの。ですが、自分のイライラとは無関係なわが子を自分の負の感情のはけ口にしてしまうことは、なんとか避けねばなりません。

NG行為4:集中しにくい環境を親がつくっている
子どもが集中しにくい環境をつくっていないか、気を配る必要もあります。たとえば、子どもがリビングで勉強しているときに、親がテレビを見ているといったことはありませんか?前出の親野氏も、テレビのせいで宿題がはかどらないという話は本当によく聞くとし、「子どもに自制を要求する以上は親も同程度の自制を約束する」ことが必要だと述べています。*4

もうひとつ注意したいのは、子どもが勉強に集中しているときに話しかける行為です。心当たりがある方も多いのではないでしょうか?『3万人を教えてわかった 頭のいい子は「習慣」で育つ』(ダイヤモンド社, 2018)の著者である河端真一氏も、以下のように指摘しています。*5


子どもがせっかく勉強や読書に取り組んでいるところに、「ご飯できたから冷めないうちに早く食べなさい」「お風呂に入っちゃって!」などと言って水を差します。
これでは集中力は途切れます。

せっかくの集中力を親が乱しているなんて、残念極まりないことです。

真剣に勉強している男の子と女の子


子どもの自主性を育む効果的なアプローチ

ここからは前章で挙げた親のNG行為を改善し、子どもが自主的に宿題を進められるようになる方法を提案していきます。

効果的なアプローチ1:宿題ルーティンをつくる
宿題を「いつ」「どこで」するか、子ども自身に決めてもらいましょう。もし、お子さんが「どうやって決めたらいいのかわからない……」と戸惑っていたら、親が「朝・学校から帰ってすぐ・夕食前、いつがいい?」と、いくつかの選択肢を提案してみてください。

宿題のルーティンを子ども自身がつくることは、子どもが自主性を発揮するトレーニングに最適。また「自分が決めたことだから」とやるべき理由も生まれ、親に命じられてやるよりもずっと宿題に取り組みやすいはずです。

前出の木村氏も、宿題をする時間・場所・方法などを決めることは、子どもの自発性につながり、また「自分が決めたことは、守らなければならないという心理」

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