子育て情報『子どもの「居心地のいい場所」が成長を妨げる? コンフォートゾーンからの脱出法』

子どもの「居心地のいい場所」が成長を妨げる? コンフォートゾーンからの脱出法

だと述べています。目標は短期的なものと長期的なものをバランスよく設定しましょう。5本シュートを決める、10回以上ボールを奪う、など数字を入れるとより具体的ですね。また、定期的に振り返って自己評価をおこなうことで、モチベーションにも左右されにくくなります。*6

コンフォートゾーンから抜け出す04


コンフォートゾーンから抜け出す方法:人間関係編

最後に、人間関係のコンフォートゾーンを抜け出すためにできることを解説していきます。新しい人々と出会いや異なる価値観に触れることで、子どもの視野は広がり、社会性が育まれます。

■積極的な異文化体験を

前出の刈谷氏が勧めるのは、異文化交流です。外国人コミュニティのイベントに参加したり、海外の子どもたちとオンラインで交流したりすることで、多様性への理解を深めることができるでしょう。
それにより、新たな視点や経験を得ることができて「知らないもの・こと」への抵抗感がぐんと下がります。するといつのまにか、コンフォートゾーンから抜け出してラーニングゾーンへ突入していることでしょう。

■コミュニケーションスキルを磨く

コンフォートゾーンを出るには、自分の気持ちや考えを適切に表現することも大切です。アルバ・エデュ代表の竹内明日香氏は、これからの時代はさまざまな場面で「自分のメッセージを相手に効果的に伝える力=プレゼン力」が求められる、と指摘します。そのためには、ロールプレイングゲームを通じてあらゆる状況でのコミュニケーションを練習したり、さまざまな本や映画などを通じて相手の気持ちを理解し、共感する能力を鍛えるのがおすすめ。うまくコミュニケーションが取れるようになると自信につながり、より幅広い人間関係を築きたくなります。*7

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居心地のよいコンフォートゾーンから抜け出すことは、ときに不安や恐れをともないます。しかし、自分の力でそれを乗り越えた先には、目を見張るような成長が待っているでしょう。
親としては、子どもの挑戦を応援し、サポートする体制を整えるのが唯一できることなのかもしれません。

文/野口燈

(参考)
(*1)参考・カギカッコ内引用元:ダイヤモンドオンライン|コンフォートゾーンから抜け出して、人も組織も成長しよう
(*2)参考・カギカッコ内引用元:STUDY HACKER|最も成長できるのは適度に〇〇を感じるとき。学びを得やすい「ラーニングゾーン」への入り方
(*3)

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