「紙教材こそ正しい」と思っていた私が、タブレット学習に驚いた理由
という強い信念をもっていました。子どもの集中力を育てるには、じっくりと紙に向かい合うことが大切だと信じていたのです。自分自身が慣れ親しんできた方法に知らず知らずのうちにこだわっていたのかもしれません。
また、いろいろなことが小さい頃からできるほかのお子さんの情報を目にすることもあり、「早ければ早いほどよい」と考えていた部分もありました。しかしいまは、子どもの興味や発達段階に合わせることの大切さを実感しています。
――あれから5年経ち、私はここ「こどもまなび☆ラボ」で編集の仕事をしています。5歳の子どもがいるということで、体験記事担当になった私(と長女)。5年ぶりのしまじろうとの再会は、タブレット学習の体験でした。
驚いたのは、今回体験した「こどもちゃれんじ」(年中さん向けのすてっぷ教材)では、入会する人の約9割がタブレット学習を選んでいるという事実。想像していたより多くの人が、子どもの学びにタブレット学習を取り入れていたのです。そして、実際に学習を始めてみると、タブレットだけでなく、毎月届く紙の教材やエデュトイも一緒に楽しめることがわかりました。
タブレット学習でインタラクティブに学び、紙の教材にじっくり取り組み、かわいいおもちゃで体験的に理解を深める――。デジタルとアナログ、それぞれのよさを上手に組み合わせながら、子どもの成長に寄り添う学びが広がっていました。デジタル技術の進歩とともに、教育のあり方も豊かに進化していることを実感しました。
↑「ママ、見て!書けたよ!」と嬉しそうな顔。ひらがなが大好きになったみたいです♪
でも、タブレット学習への不安も……
でも、タブレット学習には、やはりまだ抵抗がありました。
理由は2つ。
1つめは、現在、紙のドリルやワークに喜んで取り組んでいる娘が「タブレットしかやりたくない!」と変わってしまうのではないか、という不安。2つめは、5歳という年齢にタブレット学習が本当に必要なのか、それこそ早すぎるのではないか、という疑問。この不安や疑問に共感してくださる同世代のパパママも多いのではないでしょうか。デジタルネイティブと呼ばれる世代の子どもたちと、アナログ時代を経験してきた私たち親世代とのギャップ。それが、こういった不安を生み出す要因のひとつかもしれません。
ところが、実際に使ってみると、「あれっ。すごくいいじゃん」と思いました。