妊娠中の体調の変化とパパができることは?パパにも寄り添うおすすめアプリを紹介
赤ちゃんが生まれるとママが家事に費やせる時間はさらに短くなるため、パパも妊娠中から家事を一緒に行っておくと安心です。
お風呂掃除や掃除機がけ、食器洗いなど前かがみになる姿勢はお腹や腰への負担が大きい家事です。濡れた洗濯物を運んだりハンガーにかけたりするのも思いのほか重労働。パパが担当したり、家電を利用したりして工夫するとママの負担を減らせますよ。
どちらかひとりが負担を負うのではなく、お互いに無理なく家事にとりかかれるように意見を擦り合わせておくと良いでしょう。家事代行サービスなどを利用するのもひとつの方法です。
禁煙
タバコの煙に含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させたり血液の酸素運搬能力を低下させたりする作用があります。これらの作用は、赤ちゃんの成長の遅れや流産・早産に影響します。
ニコチンの濃度は、受動喫煙によって上昇することがわかっています。つまり、ママがタバコを吸わなくても、ママの近くでパパがタバコを吸うと赤ちゃんにも影響がおよぶのです(※3)。
家族が喫煙していると、赤ちゃんが生まれてからも受動喫煙のリスクが残ります。小児呼吸器疾患や乳児突然死症候群(SIDS)の頻度が高まるという報告もあるため、喫煙習慣がある場合は積極的に禁煙に取り組みましょう。(※4)
※乳児突然死症候群(SIDS)…事故や窒息などのはっきりした理由もなく、赤ちゃんが突然亡くなってしまうこと。
両親学級や父親学級の参加
女性の社会進出が進むにつれて、父親の育児参加は一般的になってきました。最近では、自治体や産院が主催する両親学級や父親学級も増えています。
両親学級や父親学級では妊娠中のママと赤ちゃんのこと、出産のために必要な準備、産後の生活などについて学べます。
沐浴や抱っこ、おむつ替えなど、実際の育児アイテムや人形を使った体験も用意されています。
自治体によっては、お腹に重りをつける妊娠体験や、参加者同士の座談会が設けられることもあるでしょう。開催場所や日程などは、住んでいる地域の保健センターなどで確認してください。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンラインによる対応を行っている民間サービスも広まってきました。東京都助産師会ではオンラインで母親学級の動画をアップしています。
ママへのねぎらいの言葉
お腹に赤ちゃんがいる感覚や妊娠による身体の変化は妊娠した女性にあらわれる特有のもので、パパにはもちろん妊娠前後の変化はありません。