母親学級・両親学級の内容は?自宅で安心して参加できるオンラインも?受ける時期やポイントを紹介
母親学級・両親学級とは?
妊娠してから、少しずつ身体の変化を感じているママは多いのではないでしょうか。どこまで自分の身体が変化するのか、ママの生活がお腹の赤ちゃんにどのように影響するのかなど、不安に思うこともあるでしょう。
母親学級や両親学級は、ママたちが気になる妊娠中の生活や出産までの心身の変化、産後の育児について学べる講座です。母子保健法(※1)により定められたもので、ママとパパを対象に自治体などで行われています。講義形式と体験型の実技形式がセットになっている場合が多く、保健師や助産師、栄養士が講師を務めます。
妊娠・出産・育児に対する知識やスキルの習得を目的としていますが、最近では父親の育児・家事参加を促すための取り組みも盛んです。教室では父親の役割について話したり、重りがついたジャケットを着て妊婦体験をしたりと、出産前からパパが育児・家事にかかわりやすいよう工夫されていますよ。
母親学級・両親学級はどこで開催される?
自治体
全国の自治体では、7割近い市区町村で母親学級・両親学級を開催しています(※2)。自治体が主催する教室は保健センターが窓口となっており、ほとんどが予約制です。
講座の内容や実施回数は自治体ごとに異なりますが、総合的にバランスよく情報が網羅されており、妊娠から出産・育児を通じて全体像をつかみやすいでしょう。自治体のホームページに開催情報が公開されているので、妊娠が判明したら早めに確認しておくと安心です。
産婦人科
産婦人科や助産院でも、出産前のプログラムとして母親学級・両親学級が用意されています。産院が主催する教室では出産に向け、おっぱいマッサージや分娩時の呼吸法について解説したり、立ち会い出産について具体的な説明がなされたりすることが多く、お産の具体的なイメージトレーニングになるでしょう。
参加特典として出産準備品を用意している産院もあります。ほとんどが予約制で、参加条件としてその施設での分娩を予定しているママに限定している場合があるため、詳しくは産婦人科や助産院で確認してみましょう。
オンライン
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために、オンラインを利用して母親学級・両親学級を開催している自治体もでてきました。Web会議サービスを利用して、リアルタイムで講師とやり取りできるタイプと、いつでも好きなときにみられる動画配信サービスを利用したタイプがあります。