子育て情報『常にスマホを凝視!? SNSがもたらす不安“FOMO”に悩む人の体験談』

常にスマホを凝視!? SNSがもたらす不安“FOMO”に悩む人の体験談

そんな日々が続き、次第にスマホを手放せないようになってしまい、子どもと遊んでいるときもずっとスマホ片手 。常にママ友の近況ばかり気にしていました。あれは完全にFOMOに取り憑かれていたと思います』(32歳女性/専業主婦)

●仲間外れになる恐怖

『結婚してからは落ち着きましたが、独身のころは仲間外れになるのが怖くて友達の投稿には常に“いいね”をつけていました。心の中では「こんなくだらない投稿すんなよ」とバカにしつつ、「うらやましー!」とか調子のいいことを言っていました。

仲のよい友達が時折自分の知らないところで他の友達と遊んだときの写真などをアップしていると夜眠れないぐらいに不安や怒りに襲われました 。当時は「一人ぼっちになりたくない」という気持ちが強かったんだと思います。

今は結婚してあまりSNSをしなくなりましたが、自分が不安定なときにやってしまうとFOMOに支配されやすいと感じました』(35歳女性/デザイナー)

●FOMOを手放すために

私たちの生活に欠かすことのできないSNS。FOMOを感じるからといってSNSの利用を断ち切るのは容易ではありませんし、最善の選択でもないでしょう。


以下ではFOMOをなるべく減らす方法についてお話ししていきます。

●(1)自分がなぜSNSを使っているのか思い出してみる

FOMOを感じやすい人は、まず自分が本来SNSを通して何を実現したかったのかを思い出してみるようにしましょう。

「育児や美容などの情報収集のため」「友達と楽しいやりとりをするため」「自己表現をするため」……用途は人によってさまざまだと思います。

FOMOを感じている状態では、これらの本来の目的を見失っている可能性があります 。決して不安や恐怖を感じるために始めたわけではないでしょう。

軸をしっかりと決めておけば、不要な感情にフラフラと惑わされずにすみます。

●(2)皆虚勢を張っていることを知る

自分のことに置き換えてみると分かりやすいですが、人はSNSで写真や出来事などを投稿するとき、いつも以上に張り切っているものです。

たとえば、高級レストランに行ったときの写真をアップしている人は、いつもとは違う“特別な日”だから写真を投稿している のです。
毎日のように行っているわけではありません。

しかし、見ている側はそれに気づきにくいです。彼女たちが分かりやすくドヤ顔ピースで写っていればすぐに分かるのですが、彼女たちは巧妙に自分のドヤ感を隠します(目線をそらしたりして)。

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