ブルドッグは搭乗NG!? ペットを電車や飛行機に乗せるときの注意点
JAL、ANA、スカイマークなど主要航空会社では、ペットを飛行機に乗せることができます。
「ペットとお出かけサービス」(JAL)、「ペットらくのりサービス」(ANA)といった名称がついていますが、基本的な内容に差はありません。クレートと呼ばれる輸送用の檻にペットを入れ、飛行機の貨物室に乗せて運びます。
【輸送できるペット、できないペット】
飛行機で運ぶ場合、ペットは“手荷物”として扱われる ため、カウンターで預けることになります。
預けることができるのは、健康状態が良好な犬、猫、鳥、うさぎ、ハムスターなど。
健康状態が悪い、心臓や呼吸器に疾患があるなどの場合は預けることができません。妊娠している、あるいは生後4か月未満の若齢であるという場合もNGとなります。
また、フレンチ・ブルドッグやブルドッグは環境の変化の影響を受けやすいため、預けられません。
他にも、パグ、シーズ-、ボストン・テリア、ペキニーズ、チン、ボクサー、チベタン・スパニエルなどの短吻種犬は、もともと呼吸器が強くなく、空輸に適していないためNGです。
【料金】
航空会社や路線によって異なりますが、概ね以下のとおりです。
・国内線……クレート1個・1区間あたり3,000円〜6,000円
・国際線……クレート1個・1区間あたり20,000円〜40,000円
ただし大型犬などはサイズにより、“手荷物”ではなく“貨物”の扱いになることもあります。
貨物扱いになった場合は上記の値段よりもずっと高額になり、手続方法も変わってきますので注意しましょう。
【手続方法】
輸送自体には、基本的に予約は不要です。利用当日、搭乗手続きの際に申し込めばOKです。
ただし繁忙期などは、貸出用クレートの数が足りなくなることもあります。可能であれば事前に予約しておいたほうがいいですね。
●経験者が語る注意点
ペットをつれてこれらの交通機関を使ったことがあるという人たちから、気をつけているポイントやコツを伺ってみました。
『ちょっと遠くの動物病院に電車で通っています。慣れてきていますが、体調や気分によってはちょっとパニックになり、粗相してしまうことも。万が一のため、乗車する直前にトイレをさせておくように心がけています。駅のギリギリ手前の公園など、トイレポイントをいくつか把握しておく といいですよ』(40代女性/小型犬の飼い主さん)