妊活中のママ必見! “双子・多胎児”の妊娠から子育てまでの心構え
だから、産後の三つ子の世話は大変だったけど、家族と協力して乗り切れた』とのこと。
双子多胎だと、産後の子どもの世話に必要な時間や体力も倍増です。出産時の体と心の負担を減らす工夫の重要さが伝わってきます。
●双子多胎の育児について
産後の経過によっては、母子そろって1週間弱で退院することになります。
退院すれば、食事を作って運んでくれる人も、洗濯や掃除をしてくれる人も、ママが寝ている間に見守ってくれる看護師も存在しません。
母乳だけで双子までは育てることができる場合もあります。
でも、ほとんどの場合は母乳とミルクの混合乳で育てるため、ミルク作りが必要となり、おむつ交換は人数分、沐浴も洗濯も人数分です。
いくらママの産後の経過が良くても、過労やストレスでおかしくなりかねません 。
当然手伝ってくれる人が必要になります。
『出産前から市のサポートに問い合わせてヘルパーさんを紹介してもらっていた』というのは、大学生の双子のママEさん。
『当時はまだ自治体のサポートもそれほど整っていなかったので、手探り状態。でも、誰かの助けがなければ母子で共倒れになると思ったから、市役所のあちこちの窓口でずいぶんとやりあったものよ』と笑って話してくれました。
シルバー人材から、子育て経験のある人を安く雇えることが分かり、『妊娠中から週に1回掃除に来てもらって親しくなっていたので、産後も安心して育児を手伝ってもらえて、本当に助かった』そうです。
産後のことは産後にならなければ分からない。それも確かですが、特に双子や多胎出産の場合、その大変さはある程度想像できるもの。
余裕のある妊娠中から準備しておくことの大切さ をEさんは強調してくれました。
●双子多胎の教育について
子どもの成長はあっという間。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、20年ほどの間に過ぎていきます。
公立と私立とで費用差はありますが、人数分の負担がかかるのは同じ。常に×2、×3の費用がかかる ことを考えて、準備して選択していく必要があります。
公的な補助を受けられる場合も少なくないので、自治体に相談してみることも大切でしょう。
また、一人は公立へ、一人は私立へ、一人は就職し一人は大学へと進路が変わってくると、微妙な家庭内格差が生まれてギクシャクすることもあります。
成人している双子の息子のパパTさんによると、『一人は私立大学に行き、もう一人は就職した。