子育て情報『過信は禁物! 子育て世帯がペットを飼うときの安全対策4つ』

過信は禁物! 子育て世帯がペットを飼うときの安全対策4つ

過信は禁物! 子育て世帯がペットを飼うときの安全対策4つ

今や空前のペットブーム。犬や猫を飼いながら、育児をしている家庭もたくさんありますよね。

ペットは乳幼児の情操教育によく、育児で疲れたママやパパの心にも癒やしを与えてくれる大切な存在です。いっぽうで、時にはそのキバやツメが、子どもたちに取り返しのつかない傷を負わせてしまうこともあります。

東京都では先日、生後10か月の赤ちゃんが飼い犬に噛まれて死亡するという痛ましい事件が起きてしまいました。

ペットと子どもが安心・安全に共存していくためには、いったいどのような工夫が必要なのでしょうか。今回は、ワンちゃん・ネコちゃんを飼いながら育児をしているご家庭に、対策方法などを聞いてみました。

●(1)犬と猫の逃げ込める場所を作っておく

『攻撃してくるのって、怯えてるときだと思うんです。
だからわが家では、とっさのときに猫たちが逃げ込める場所をいくつも作ってあげました。クローゼットや押入れはあえて少し開けたままにしてあるし、高いチェストの上には猫用のベッドを置いています』(30代女性/2歳男の子のママ/猫の飼い主)

『リビングにサークルを作り、屋根付きクレートを置いています 。子どもがトリッキーに動いて怖いときは、そこに逃げ込んでいますね。以前は犬用の部屋にクレートを置いていたのですが、それは気に入らなかったようで全く入りませんでした』(30代男性/4歳男の子、1歳半女の子のパパ/小型犬の飼い主)

赤ちゃんや子どもの動きは予測しづらいもの。

急に動く、立ち止まる、走り出す、声をあげて転がる……そんな彼らは、ペットたちにとって恐怖の存在です。

ビックリしすぎて反射的に手や口を出してしまわないよう、イザというときの逃げ場は必ず用意しておいてあげましょう。

猫は暗くて狭い場所や、高くて部屋じゅうを見わたせる場所、人の手や目が届かない隠れ家のような所を好みます。

犬は、人間からあまりにも離されてしまうとイヤがる子が多いようです。
「みんなと同じ空間だけど、自分専用の居場所」が犬たちにとっては落ち着くエリア。工夫を重ねながら、お気に入りの場所を見つけてあげてくださいね。

●(2)生活空間を完全に分けてしまう

部屋や空間を完全に分けた、という家庭も多く見られました。『うちのワンコは賢いんですけど、その分いろいろ分かっていて、家族内の序列をかなり明確につけるんです。

特に自分より後から来た人間に対しては、たとえ大人であったとしても心底バカにします。

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